Brand

  • YOLO
  • ランドネ
  • BiCYCLE CLUB
  • NALU
  • 楽園ゴルフ
  • RUNNING style
  • MY LIFE RECIPE
  • Yogini
  • トリコガイド

女性の美と健康のカギとなる 「卵巣力」を上げる方法

子宮も卵巣の働きがあってこそ

たびたび雑誌やテレビなどで話題になることの多い“子宮”。子宮は胎児が宿る場所で、筋肉でできた袋状のもの。女性しか持たない大切な臓器です。スポットライトが当たることの多い子宮なだけに、子宮単独で働いて女性ホルモンを分泌し、妊娠や出産ができるのでは?と勘違いしている人も少なくないかも。しかし実は、子宮だけでは役割を果たすことができません。“卵巣”がうまく働いてくれているからこその、子宮の働きなのです。

卵巣の働きって?

月経の仕組みや妊娠成立など、すべてのことが子宮だけで行われていると思っていたら、それは間違い!女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)は、卵巣から分泌されます。それらの働きによって、卵巣で卵子が変化を遂げ、排卵。子宮では、子宮内膜が厚くなって赤ちゃんを迎える準備ができるのです。

初めて卵巣で女性ホルモンが分泌され、月経というものが起こる、いわゆる初潮を迎えてから、子宮が本来の働きを始め、成熟していきます。

卵巣の働きが重要なのは、妊娠や出産にかかわることだけではありません。女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンのありがたい恩恵は他にもあります。

女性ホルモンの原材料はコレステロール

女性は一般的には初潮を迎え、閉経に至るまでの約40年間、女性ホルモンを出し続けています。女性ホルモンの代表とも言えるエストロゲンには、コレステロール値を抑えてくれる働きがあります。それは、なぜか?

女性ホルモンの原料はコレステロールだから。

年齢とともに女性ホルモンの分泌が衰えて閉経すると、コレステロール値が上昇する傾向にあります。コレステロール値が上がるということは、動脈硬化など、体にさまざまな影響を与え、いろいろな疾患を経て、命の危険さえ出てきます。女性ホルモンがきちんと分泌されている約40年間は、高コレステロール血症や動脈硬化、高血圧や心血管系疾患から守られているということなんですね。

妊娠、出産にももちろん関係があり、自分の健康維持のためにも、女性ホルモンを分泌してくれる卵巣の働きはとても大切。できるだけ卵巣の健康を維持したいところです。

卵巣の健康のために運動が必要

そのためには、適度な運動も効果的!なぜなら、卵巣に栄養を与える動脈は、大動脈という、最も大切な動脈から直接分岐した卵巣動脈だから。卵巣機能を保つには、全身の血流をよくしておくのが、とても大切なことなのです。

女性の体の仕組みを知っておくことで、単に体形維持のためと思っていたトレーニングが、大切な意味を持つことに。自分の体のこと、もっともっと理解してトレ女としてレベルアップしていきましょう。

 

ライター:北川彩
取材協力:高尾美穂/産婦人科専門医。スポーツドクター。女性のためのクリニック「イーク表参道」副院長

Share

Profile

YOLO 編集部

YOLO 編集部

フィットネス、スポーツ、ヘルスケア、食、旅などをテーマに、毎日を楽しく前向きに生きるためのコンテンツをお届けします。

YOLO 編集部の記事一覧

フィットネス、スポーツ、ヘルスケア、食、旅などをテーマに、毎日を楽しく前向きに生きるためのコンテンツをお届けします。

YOLO 編集部の記事一覧

No more pages to load

x