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心が落ちそうな時に知ってほしい ヨガの教え「あなたはパーフェクト」

2018/01/01

「サントーシャ」という考え方

4〜5世紀ごろに成立したというヨガの教典『ヨーガスートラ』。ここには、人とのつき合い方、自分とのつき合い方が書かれています。その中にあるのは、どれも根本的な考え方。

シンプルなだけに難しく感じることもありますが、知っているとすごく頼りになるのです。今日は、そのうちの一つを紹介。

それは「サントーシャ」という考え方。検索すると、意味は「知足」とか「足を知る」とか出てくるかもしれません。でも、足を知るという言葉の一般的な理解と、少し異なるので読んでみて下さい。

サントーシャの意味は、「あなたはもともとパーフェクトなんだから大丈夫!」ってことなんです。人は生まれた時に、すでにパーフェクトな存在。でも、生きていると、いろいろな思いものや汚いものや残念なものを身につけてしまいますよね。だから、自分の美しさに気づかなくなってしまうのです。この教えは、そんな自分の美しさに気づきましょう、ということなのです。

「自分が完璧なんて、どうやったら思えるの!?」。そんな風に思えるなら苦労はしないはずです。でも、それに気づく方法はあるんです。

大事なのは、誰かと自分を比べない

自分の完璧さに気づくヒントは、「誰かと自分を比較しない」ということ。落ち込んだり、自分のできなさ加減にがっかりする時って、きっと誰かと自分を比べて、自分にマイナス点をつけているからなんです。

例えば、あの人のほうが速くできる、あの人のほうがきれい、あの人のほうが頭がいい、あの人のほうが人気がある…。そういう思いは相手がいればこそ、じゃないですか?でも、もしあなたが無人島にいたら、誰とも比べずに、今の自分をそんなものだと思いますよね。今私ができる懸垂は3回だとか、今私が持っているものはこれとこれだとか。そこに優劣はないから、いつも心は平和です。もっとできるようになりたいなら努力をする、いらなくなったら手放す、それだけのことではないでしょうか。

それから、ないものを数えない、ということです。人はなぜか、今手にしているものを見ないで、ないものに注目しがち。でも、見る方向を変えたら、あなたはどれだけのモノを持っているか。そうやってすべてを持って生まれたんです。完璧な存在として。だから、そのままでいいんです。

完璧を膨らましていく

少しずつ自分を受け入れられるようになってきたら、あとは自分自身の道のりとして、成長するための努力をするだけ。完璧だからといって、のほほんとしていてはダメ。そこに無駄なものが積み重なってしまい、本来の自分が見えなくなってしまいます。

また、いつでも本来の自分と向き合えるようにしたいなら、ヨガはオススメ。ヨガはいらないものをそぎ落としておき、自分の心と向き合うためのメソッドだからです。ポーズはそのための方法の一つです。

今、あなたの心が落ちているなら、起こっていることは、一つの事象にすぎないんだと考えましょう。表面にはいろいろなことが起こるかもしれません。でも、あなたの内側の光である誇りは誰も傷つけることができない。それを、忘れないように。サントーシャはそういう教えなのです。

 

ライター:豊田紗江
出展:『Yogini』Vol.50

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