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モデル仲川希良の「山でお泊まり」北アルプス・白馬大池編Vol.2

雑誌『ランドネ』9月号からスタートした、モデル/フィールドナビゲーター仲川希良さんの連載「山でお泊まりレポート」。

11月号は、北アルプスの白馬大池へ。前回に引き続き、スペースの関係で誌面に収めきれなかった情報を、4回にわたって美しい写真とともにお伝えしてきます!

***

今回お泊まりする山小屋は、白馬大池山荘。真っ青な水面をきらめかせる、白馬大池のほとりに佇んでいます。

▲青空に映える真っ赤な屋根と壁

▲山小屋に寄り添いひしめくテント

訪れたのが「山の日」ということもあってか、小屋の中もテント場も登山客でいっぱい! 私が到着したときはもうほとんどの宿泊者が到着済みで、ビールを飲んだり小屋の周りを散策したり、思い思いにくつろいでいるようすでした。
寝床はどうなることやらと心配しましたが、カーテンで仕切った1区画4畳を、いっしょに登ってきた仲間6人で使えることになりました。

▲2段の蚕棚タイプが、廊下の両側に並びます

寝床の小さな窓からキラキラ誘う白馬大池が見えたので、大急ぎで着替えと布団の支度を済ませ、小屋で買ったビール缶を片手に再び外へ。
日はまだ高く、夕飯までただただのんびりすることができます。この時間が大好き。

▲さっそく池のほとりをお散歩

▲近づいて分かるこの水の美しさ!

池の水に手をつけてみるとひんやり冷たく、気持ちいい。触れたところから疲れが溶け出ていくような気がしました。たまらず靴下を脱いで、足も浸します。歩き続けて火照った体が、あっという間に癒されていく……これは素晴らしいご褒美……!

そして私、白馬大池に行くと決めてから、楽しみにしていたことがありました。
なんとこの池、クロサンショウウオが住んでいるというのです。生き物好きとしてはぜひこの目で見てみたいと思っていたらさっそく! いました!

▲見て見て〜!

▲なんたるかわいらしさ

鼓動を感じ取れそうなほど華奢な体に小さな指先、つぶらな瞳! かわいい!
この無防備とも思える体で山の環境を生き抜いているのですから、なんだか私よりもずっと力強く思えます。
池のあちこちでのんびりとしているクロサンショウウオにひとしきり遊んでもらってから、夕飯のために小屋に戻りました。

▲いただきまーす

▲デザート付き♪

白馬大池山荘の夕飯は立派なカツカレー。おかわり自由と聞いてテンションが上がりましたが、完食するころにはそんな気にはちっともならないくらい、大満足のボリューム。サックサクのカツで明日へのパワーを補給しました。

一日の行程を振り返ると、雨の急登や、岩歩きに雪渓歩きまで、しみじみよく歩いたなあと思います。でも、荷物を降ろしてごはんをいただいた今はもう、不思議とそのしんどさはずいぶん前のことのように感じられます。山小屋の存在って本当にありがたい……。
外に出ると満天の星。この絶景も、近くに小屋がある安心感があってこそ、味わえるんですよね。

▲ちょうどペルセウス座流星群のピーク

***おまけ***
じつは、初日の疲れを癒してくれたものがもう一つ……日本酒!
ロープウェイ乗り場で売られているのを発見して、思わず山の上まで連れてきてしまったのでした(笑)。

北アルプスの湧き水で仕込まれ、栂池高原の雪のなかで熟成させたという「栂の森」。山の恵みそのものですよね。白馬大池の水で冷やして、とってもおいしくいただきました♪

次回は2日目、朝焼けを眺めてから小蓮華山に登り、下山するまでをレポートします。お楽しみに!

写真◎樋口勇一郎

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ランドネ 編集部

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自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

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