高知県嶺北エリアでアウトドア！ Vo.4 おすすめ体験＆立ち寄りスポット

ランドネ /

ランドネ編集部

2019年03月31日

高知県北部の「嶺北地域」は、土佐町・本山町・大豊町・大川村という４つの町村からなるエリアで、石鎚山系の山々や吉野川、早明浦ダムといった豊かな自然に恵まれています。3月上旬、好奇心旺盛でアウトドアが大好きな２人、フラワーサイクリストの河島春佳とライター松元麻希が嶺北エリアを旅した模様を、４回にわたってお届けします！

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【体験】地元の方に教わるしば餅づくり(土佐町／いしはらの里)

土佐町の西端に位置する「集落活動センターいしはらの里」。2009年に廃校となった小学校を改装し、地域づくりの拠点として生まれ変わりました。ここでは、土佐地域のおやつとして親しまれている「しば餅」の手作り体験などが実施されています。

しば餅とは柏餅のようなもので、餡子を米粉を練って作った皮で包み、さらにそれを柏の葉ではなく季節ごとに採れる葉っぱで挟んで蒸したものです。私たちの体験時は、椿の葉を利用して作りました。蒸したてのしば餅はやわらかく弾力があり、お米と餡の甘さを感じながら完食。地元のお母さんたちから直接の手ほどきを受けながら、土佐の食文化に触れることができる体験です。2019年の7月からは、宿泊施設の営業開始が予定されています。

集落活動センターいしはらの里
高知県土佐郡土佐町西石原1228
Tel. 0887-72-9328

【体験】石窯で焼く具材たっぷりのピザ作り(本山町／清流館)

早明浦ダム東端から北に延びる県道264号を汗見川沿いに進んでいくと、廃校を活用して作られた宿泊施設兼コミュニティ施設「汗見川ふれあいの郷清流館」にたどり着きます。ここでは、宿泊だけでなく石窯ピザ焼き体験(2,000円)やそば打ち体験(2,000円)をすることが可能です。

私たちは、施設の屋外に特設された石窯を使ったピザ焼きを体験。生地を丸く薄く伸ばし、その上に特製の梅ソースやトマトソースを塗ったら、トマトや山菜のイタドリをトッピング。それを石窯に入れて香ばしく焼き上げ、熱々のうちにいただきました。地元の方々に、ピザの作り方や焼き方を教えてもらったのも嬉しい経験です。

廃校を利用した木造の宿泊施設なので、客室の入り口に「校長室」「音楽室」といった看板が掲げてあったり、室内に黒板がそのまま残されていたりして、懐かしい気分を味わえます。1泊素泊まり3500円とリーズナブルなので、友人や家族など、大人数での旅に最適です。

汗見川ふれあいの郷清流館
高知県長岡郡本山町沢ケ内626
Tel.0887-82-1231

【お土産】地元食材やお土産をゲット＆BBQ(土佐町／道の駅土佐さめうら)

早明浦ダムの南側、国道439号沿いにある道の駅。休憩スペース、トイレ、コインシャワーが設置されていて、嶺北エリアを観光するうえでとても便利なスポットです。売店では、このエリアの特産品である土佐あかうしや地酒、手芸工芸品などが販売されています。

おすすめしたいのが、4月から10月の間にこの道の駅で楽しめる、バーベキューのサービスです。「土佐あかうし嶺北セット(1人前3,500円)」は、年間数100頭しか出回っていない幻の牛「土佐あかうし」180ｇと地元野菜、おにぎり、タレ付きで、バーベキューに必要な道具一式も完備されています。土佐はちきん地鶏180ｇが加わったセット(1人前4,300円)もお得。解放的な空間で、やわらかく新鮮なお肉を味わいましょう。

道の駅　土佐さめうら
高知県土佐郡土佐町田井448-2
Tel.0887-82-1680
営業時間：9：00～18：00
定休日：なし

【グルメ】(大豊町／大田口カフェ)

吉野川でのリバーガイドの経験を経て、県外から大豊町に移住した夫婦が営む一軒家のカフェ。店内では、吉野川や渓谷美を眺めながら、地元食材を使い手作りにこだわった料理やスイーツをいただけます。

ランチでは、米粉入りバンズで挟んだ鹿肉と猪肉のバーガーをそれぞれ注文。どちらのバーガーもジビエを使いながらも臭みがなく、ソースに使われているゆずの風味をほんのりと感じる、優しい味わいが特徴的です。セットについてくる、手作りのスープやポテトチップスにも食欲を刺激されました。ロールケーキやチーズケーキなど、自家製デザートも大人気。上品な香りがする碁石茶ミルクとともに、美味しくいただきましょう。