なんとなくの不調が続いてる?アーユルヴェーダ的三つの解消法
YOLO 編集部
- 2020年05月08日
なんとなくの不調は未消化物のしわざ?
人が何かを食べると、それは消化・吸収され体の一部となり、不要なカスが排出されるというのは、ごく一般的な認識です。アーユルヴェーダでは、食べても消化が完全にはされず、かつ不要物として排出もできず、体の中にたまったままとなった「未消化物」ができる場合があると考え、それを「アーマ」と呼んでいます。
アーマが体内に蓄積されると、体の正常な機能が阻害されてしまいます。故に体が重い、寝起きが悪いなどのさまざまな不調を感じます。アーユルヴェーダでは、アーマを解消することで、心身をすこやかに保つことができると考えます。
アーマは目で見たり、つかんだりできないものとされていますが、たまっていると現れる症状があります。まずは、次の三つをチェック。
1:臭い
口臭や体臭、おならの臭いが気になる。
2:ベタベタする
肌や口の中がベタベタする。便の粘性が強くなる。
3:重い
体が重い、気が重い。
自覚があれば要注意です。
簡単に取り入れられる三つのアーマ解消法
簡単にできるアーマ解消法をご紹介。ぜひ試してみてくださいね。
1:お腹が空いてから食べる
朝、昼、晩と時間で食べる習慣の人には、案外これが難しいんです。間食して空腹ではないのに食事をするのもNG。空腹感がない=アーマがあるということなので、過剰になり食べたものがアーマ化する可能性が高いんです。
2:塩味・辛味・酸味の食事でアグニ(消化の火・力)を上げる
アーマを作らない前提として、アグニを強く整った状態にしておくことが大切。塩味・辛味・酸味はアグニを上げてくれます。空腹感があるのに食欲がない時には、味つけを工夫してみましょう。
3:寝る直前、65℃程度の白湯をすするようにして飲む
実はこれが一番のオススメの解消法。熱めの白湯を体内に通すことで、アグニを強め、さらには流す力をサポートして、排出力を高めてくれます。白湯は朝や食事中に飲んでももちろんOK。朝飲む場合は、胃腸への負担を軽くするため、ぬるめをゆっくり飲みましょう。
どれも簡単に取り組めそうではありませんか?習慣になるまでぜひ続けてみてくださいね。
取材:青山幸代
文:幸雅子
出典:『Yogini』vol.61/「ヨガのある気持ちいい暮らし」
監修:及川史歩/アーユルヴェーダ医師。日本アーユルヴェーダスクール副校長。当校専門課卒業後、インド国立グジャラート・アーユルヴェーダ大学に留学し医師課程卒業。ヨガ療法と自然療法大学院課程修了証修得。アニパル大学カストゥルバ病院にてパンチャカルマ課程修了証修得。美容師経験を生かしてビューティー・アーユルヴェーダにも取り組んでいる。
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