知る人ぞ知る興奮体験!“トリュフハンター”と行く、クロアチア・トリュフ尽くしの旅
トリコガイドシリーズ 編集部
- 2015年11月12日
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まるで映画のような世界!魅惑のクロアチア
“せっかくだからを満たす、大人のガイドブック”『トリコガイド』がこの秋リニューアルした。新生トリコガイドが選んだ旅先のひとつ「クロアチア」は、日本人にはまだなじみが薄いが、青い空と青い海、そして美しい街並みが広がる欧米ではポピュラーな観光地だ。
景観はもちろん、クロアチアは食も実に魅力的。名産品のひとつであるトリュフは、“トリュフハンター”に同行して、さらに日本で食べたら“ン万円”もしそうなトリフュ尽くしの料理が食べられるアクティビティがある。では、世界中のツーリストが訪れるとっておきの体験をご紹介しよう。
トリュフ尽くしの朝食にうっとり
クロアチアの中でもイタリア寄りにあるイストラ半島。その内陸にある村にはトリュフハンターと呼ばれる職業の人々が住んでいて、知る人ぞ知る観光名所となっている。
イストラ半島の最大都市プーラからクルマを走らせること1時間。それはもう、とんでもない田舎にトリュフハンターの家はあるが、あいにく道もこの上ないほどシンプルなので、迷えといってもなかなか迷える所ではない。
着くやいなや、「ま、これを飲んで!」とグラッパ(ぶどうの醸造酒)を出してくれたお母さん。観光客の緊張を、アルコール度数が高めのお酒で解いてくれる。ファミリーの歴史を聞いたり、トリュフの歴史を聞いたりしながら、トリュフ尽くしの朝食をいただく。トリュフのチーズに、トリュフのハム。トリュフを丸々使ったバターの効いたオムレツは、「これが一番トリュフを感じられる料理ね!」。息をするたびに高貴な香りが鼻に抜ける。
トリュフ犬が見つけた宝物にみんな大興奮!
うっとりしていると、「じゃあ、行こうか」と青年が声をかけてきた。彼はこの家で3代目となるトリュフハンター。初代は祖父で、自らの母親が2代目そして今はイヴァンこと彼の時代というワケだ。
何匹かいるトリュフ犬の中で、「まだトレーニング中だけど、もう3つもトリュフを見つけてるんだ!」というサニーを連れて山を降りる。黒トリュフはここで採るが、白トリュフは「もっと下。ただ、今はオフシーズンなんだよね」
生まれて間もないサニーは遊びたい盛り。念のために同行した先輩犬の仕事を邪魔ばかりしている。呆れたイヴァンはサニーを抱え上げ、先輩をしばし仕事に専念させることにした。
しかし、隙を見てイヴァンの腕から逃げ出したサニーが何やら騒いでいる。どうやらトリュフを見つけたらしい。すごい勢いで土を掘るサニー。久しぶりに顔を上げると、口に黒い塊が! 「トリュフだ! サニー、よくやった!!」。
(トリコガイド編集長・原大智)
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オンは仕事をバリバリこなし、限られたオフはおもいっきり羽を伸ばして楽しむ!そんな大人のキャリアウーマンの「せっかくだから」を満たす、ちょっと贅沢な国内ガイドマガジン。
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