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どうして?初めてのパンプス選びはお母さんと一緒に行くべき理由

初めてのパンプス選びはあの人と一緒に

学生時代は動きやすさ重視で選んでいた足元。社会人になると、いつもリラックスした足元、というわけにいかないシーンも増えてきます。特に初めてのパンプス選びは、慎重にいきたいもの。FHA 公認上級シューフィッターである中村浩幸さんによると、「お母さんと一緒に選ぶ」のがオススメなんだとか。それはなぜなのでしょうか?

中村さんは、合わないパンプスを履き続けて、外反母趾など足のトラブルやヒザ関節の痛み、腰痛を訴える方に多く出会ったそう。そんな時、母娘の足を計測すると骨格がよく似ていることが多く、母親が足のトラブルで悩んでいた場合は、将来娘も同じようなトラブルが起こる可能性が否定できないと話します。骨格が似ているお母さんの足は、あなたの将来の写し絵とも言えそうです。

靴選びのプロのアドバイス

外反母趾にも優しい靴を販売するfitfitが行ったアンケート調査によると、約4割の女性が「パンプスはきついと痛くなりがちなので、つい大き目のサイズを買ってしまったことがある」とのこと。中村さんによると「大きいサイズのパンプスではカカトがパカパカし、正しい歩行ができません。また足に合っていない靴では、足のアーチが崩れることもあります」と指摘します。

靴は飾り物ではなく、足に履いて歩くもの。実は一歩ごとに、体重の1.2倍の負荷がカカトにかかります。その負荷を5年、10年と続けていくうちに、足は変形し、腰やヒザにも影響を及ぼす可能性があります。女性は筋肉が弱く骨も細いので、男性よりも足が変形しやすいと言われています。足がまだ変形していないうちに、パンプスの選び方を習得しておきたいものですね。

そこで、初めてのパンプス選びで、気をつけるポイントについて教えてもらいました!

【ポイント1:お店選び】

トレーニングをしっかり受けた販売員さんがいる店を選びましょう。腕のいい販売員さんは、触って確かめたり、歩いている姿を見たりしてチェックします。中村さんの場合、少なくとも店内を一周歩いてもらい、カカトの浮き、シワの入り方などをチェックしているそうです。

【ポイント2:自分の足の形と見比べる】

お気に入りのパンプスが見つかったら、まず「自分の足を横において」みてください。足と靴の形が違えば、無理やり足を靴に合わせることになります。足に靴を合わせましょう。

【ポイント3:中敷きの形 】

パンプスの内部まで自分の足の形に合ったものを選びます。試着してみて、足の裏になるべく隙間ができないものがいいでしょう。隙間ができているということは、きちんと足を支えられず、足裏に部分的に負荷がかかっている証拠です。

【ポイント4:ヒールの素材】

ソールは衝撃を吸収するラバーがオススメです。ラバーでもデザイン的に若い女性が好むデザインが多数ありますので、探してみてください。

【ポイント5:調整とアフターサービス】

足のサイズや形に左右差がある人も多いです。もしも右と左で履き心地に差があるようであれば、販売員に相談を。部分的に伸ばしたり、パッドを入れたりして調整してもらい、靴を足に合わせることが大切です。

中村さんからは、現代ならではの靴選びについても教えていただきました。それはネットで靴を買うこと。

「初めてのパンプスをネット通販で買うのは、あまりオススメしませんが、そのブランドに実店舗があり、購入した靴を販売員さんが調整できるものならいいかもしれません。ともあれ、お母さんと直接お店に行って選ぶのが最善策です。」

とのご意見でした。

素敵で快適なパンプスに出会えますように!

ライター:幸雅子
教えてくれた人:中村浩幸さん/ FHA認定上級シューフィッター。1994年バチェラーオブシューフィッティング認定(足と靴と健康協議会認定)。シューフィッター養成講座の講師と実技指導員。靴メーカーに20年勤務後、独立し靴メーカーや大手靴ブランド会社などで社員研修を行う。現在はシューリペアショップも経営。

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YOLO 編集部

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フィットネス、スポーツ、ヘルスケア、食、旅などをテーマに、毎日を楽しく前向きに生きるためのコンテンツをお届けします。

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