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博多・薬院エリアのおすすめ居酒屋&グルメ14店

博多を訪れたら気になるのが、ハイセンスな店が集まる薬院・警固・渡辺通。感度の高いカフェやショップ、レストランがひしめき合っています。天神駅から徒歩圏内にあるので、観光のついでに立ち寄ることができるのも魅力のひとつ。

今回はそんな博多・薬院エリアのおすすめ居酒屋とグルメのスポットを厳選して紹介します。

福岡で江戸前天ぷらを「天冨良 天孝」

季節の野菜や魚介類などその日の仕入れで替わる天ぷらは、どれも火を入れ過ぎない揚げ加減が絶妙。衣はさっくりと軽く、素材本来の美味しさが凝縮されている。メニューは希望で揚げてもらえるお好みや、おまかせ(10,000円〜15,000円)がある。

人気の穴子(おまかせの一例)
アスパラガスとマコモダケ。マコモダケは揚げるとヤングコーンのような独特の食感に。
大ぶりのアワビを丸ごと揚げた驚きの逸品。軟らかく、噛むごとに旨みが広がる。
東京で修業を積んだ店主の田中さん。築地にも仕入れルートをもち、朝鮮人参など珍しい素材も扱う。
ぷりっとした車エビは、サクサクの頭も美味。

【DATA】
天冨良 天孝(てんぷら てんこう)

住所:福岡市中央区薬院2-4-26 ライオンズマンション薬院第5
電話:092-771-7387
営業時間:18:00〜21:30L.O.
定休日:月曜定休

炭焼きの大串で堪能する「たんか 清川本店」

九州産黒毛和牛のさまざまな部位をリーズナブルに楽しめる肉料理居酒屋。専用庫で熟成させた素材は、身の締まりや旨みの高さが抜群。中でもさっぱりとした味わいの牛タンと、ジューシーな牛サガリの大串は、肉料理の新たな可能性を感じる名物。豊富な九州の地酒とともに堪能したい。

店内に漂う炭火の香りが食欲をそそる。熟成させた肉は、軟 らかさと旨みが秀逸。
牛タンと牛サガリのハーフ焼き(1,080円)。串は各約100g で、食べごたえ満点。焼鳥やホルモン、一品も豊富に揃う。芋を中心に約15 種類が揃う焼酎(400円〜)との相性も最高。
これ目当てに訪れる常連客も多いという、がんこ親父の焼めし(680円)。〆にぴったり。

【DATA】
たんか 清川本店(たんか きよかわほんてん)

住所:福岡市中央区清川2-19-28
電話:092-531-8529
営業時間:18:00〜翌1:00※金・土曜〜翌3:00。ともに60分前L.O.(無休)
定休日:月曜定休

極上の大人時間を約束「Bar Oscar」

扉を開ければ、夜景が目前に。心地よい緊張感が流れるオーセンティックなバー。スタンダードカクテルの味わいも素晴らしいが、おすすめはフレッシュな果物やハーブを使ったカクテル。旬の果実を使った一杯は、繊細で美しい。オーナーバーテンダー・長友さんの華麗なシェイク姿も必見。

数々の受賞歴をもつオーナーバーテンダーの長友さんは、東京・銀座の名店「バー・ロオジエ」で修業を積み、19年前に開店。いまでは福岡屈指の本格オーセンティックバーとして名高い。
福岡のあまおうとシャンパンを合わせたロッシーニ(1,600円)は甘美な味わい。
王道カクテルのマティーニ(1,300円)も気品があふれる。
はじめてでもメニューを見て相談できるのでご安心を。
シックなインテリアでまとめられた店内は大きな窓が印象的で、開放感のある雰囲気。
しっとりとジャズが流れる大人の空間で、非日常感に酔いしれたい。

【DATA】
Bar Oscar(バー オスカー)

住所:福岡市中央区大名1-10-29 ステージ1 大名 6F
電話:092-721-5352
営業時間:18:00〜翌4:00※翌3:00L.O.
定休日:日曜定休

うまさ炸裂! 粋な魚酒場「磯ぎよし」

捕れたての新鮮魚介をボリューム満点に供する鮮魚炉端焼き店。仕入れは、長浜鮮魚市場と長崎の各所から。珍しい魚を探し回り、オリジナルの創作料理も多数。さらに日本酒のセレクトにもこだわり、口当たりがよく美味しさが引き立つ錫の酒器を使用。そんな心配りが、旨くて愉快な最高の晩をつくり出すのだ。

豪勢なネタが県外客からも喜ばれる刺身盛り合わせ(1〜2人前1,980円)。静岡県産本ワサビをつけて召し上がれ。
魚介ダシの自家製スープに具がたっぷり入った磯ちゃんぽん(850円)。
三兄弟の盛り合わせ(980円)。アオサとイカの「めろっけ」、エビのすり身の「えびっけ」、「ほたてのコロッケ」の創作コロッケがひと皿に。
秋冬限定のさわらとろとろ鍋(2,380円)。脂が乗ったサワラと鰹のダシとの新しい出合い。
利き酒セット(980円)は日本酒3 種に珍味が付く。
メニューは約80 品、日替わりだけでも30 品以上。店内には威勢のいいかけ声が飛び交い、市場のような臨場感が漂う。

【DATA】
磯ぎよし(いさぎよし)

住所:福岡市中央区薬院3-7-1
電話:092-523-1068
営業時間:18:00〜24:30L.O.※土・日曜17 時〜
定休日:不定休
URL: http://www.isogiyoshi.com/

一幕一場の鮨劇場「鮨 行天」

「鮨が美しいのは握って5 秒」と店主・行天健二さんは語る。江戸前ならではの仕事で魚を“育て”、お客の三手先を読んでネタやシャリ、ワサビなど素材すべての温度と時間を合わせていく。惜しみない手間暇で完璧な方程式が成立したとき、鮨は、どこまでも美しい。

コースは、おつまみ4〜5品、鮨12 貫で20,000円。出水産のイカは歯切れよく甘みが広がる。
志賀島産の車エビ。この厚みを見よ!
大間産のマグロ。巧みな包丁技で入れた筋に煮きりが輝く。
北海道産サンマ。シャリは岐阜県の契約米を土鍋で炊き上げている。
有明産シンコ。
いしがき貝。
北海道産のイワシ。網目文様から脂がとろけ出す。
天草産のウニと昆布ダシで漬けたイクラ。
脂がのった琵琶湖産マスの蒸し鮨。ふわふわと身がほどけていく。
ふっくらとした対馬産穴子。
仲卸「やま幸」が絶対的な自信をもつ青森県大間産本マグロ。同店から腹上を仕入れられるのは、九州では行天のみ。
日本最年少、31歳の若さでミシュランの三ツ星を獲得した行天さん。いまや希少な本手返しの技。
美しいカウンターは10席。

【DATA】
鮨 行天(すし ぎょうてん)

住所:福岡市中央区平尾1-2-12 井上ビル1F
電話:092-521-2200
営業時間:12:00〜14:00※土・日曜のみ、18:00〜21:00L.O.
定休日:不定休

裏路地で本場台湾の味「新世界 檳榔の夜」

妖しい明かりに誘われて店内に足を踏み入れると、まるで台湾。カラフルな店内で、皮つきの甘く煮た豚肉と高菜をのせた「魯肉飯」や独特の甘辛さの「香腸」、小籠包のようにスープが入った「水餃子」など本格台湾料理に感激。

一番人気の水餃子(650円)と独特の甘辛さの台湾腸詰め、香腸(シャンチャン。710円)。どちらも手づくりだ。紹興酒のほかは台湾ビール(620円)もおすすめ。
この店をつくるキッカケになったという看板メニュー魯肉飯(ルーローハン。小410円)。
路地の奥で輝く明かりが人々を誘う。
カメ出し紹興酒はデキャンタ大1,540円、小1,020円。

【DATA】
新世界 檳榔の夜(しんせかい びんろうのよる)

住所:福岡市中央区警固2-3-36 大升ビル1F
電話:092-713-3531
営業時間:18:00〜翌1:30、金・土曜〜翌2:30、日曜、祝日〜24:30※L.O. 各30分前
定休日:月曜定休

老舗のヒミツ空間で美酒を「こば酒店」

昭和5年創業の老舗酒店の奥にある秘密の角打ち空間。常時10種類以上のグラスワインや九州の地酒・焼酎が酒店価格で楽しめるだけでなく、軽めの肴も角打ちとは思えないほど充実し、オープンから年代や性別問わず大賑わい。女性の初心者でも満喫できる雰囲気がうれしい。

お店はキャッシュオン制。
ロックグラスになみなみの提供が粋!
アンチョビピザ(350円)。薫るチーズにアンチョビの組み合わせはワインのお供の鉄板。
炙りホタルイカ(¥300)。ホタルイカの干物を自分で炙る楽しい珍味。
鳥皮ポンズ(300円)。プリプリの食感が楽しい鳥皮をポン酢でいただく定番。お好みでつける柚子コショウがピリ辛で旨い。

【DATA】
こば酒店(こばさけてん)

住所:福岡市中央区薬院1-12-18
電話:092-741-1504
営業時間:17:00〜23:00※土曜〜21:30
定休日:日曜、祝日定休

蕎麦を知り尽くした名店「赤間茶屋 あ三五」

蕎麦切りはなじみの二八や十割、更科に加え、季節食材を配合した変わり蕎麦など、毎日仕込む麺だけで優に50 種を超える豊富さに圧倒される。中でも更科の透き通る美しさは特筆。白く、ほのかに甘い蕎麦の胚芽でとった一番粉で切る麺は、あっさりとみずみずしい。懐石料理もぜひ食したい。

蕎麦の実の香ばしさが引き立つわさび芋は、懐石メニューの定番。
磯の風味が広がる小柱天ぬき。
餅のように軟らかい揚げ蕎麦がき。
卵焼きは、ダシの風味を損なわぬよう黄身をかき混ぜないでつくる。
ダシが利いた汁に鴨肉とネギの旨みが調和した鴨抜き(1,200円)
湯葉の風味に更科と葉ワサビが見事にマッチする湯葉ずし。
海苔と本ワサビがのった花巻(1,200円)。

 

【DATA】
赤間茶屋 あ三五(あかまちゃや あさご)

住所:福岡市中央区白金1-4-14
電話:092-526-4582
営業時間:11:30〜21:00※20:00頃L.O.
定休日:月・火曜定休

大人のための高級居酒屋「博多 田中田」

好きなものを自由に注文できるのだから、「割烹」ではなく「居酒屋」である。一方で、確かな調理技術で仕上げる品々は、全国から訪れる食通たちを唸らせる。注文や酒量にもよるが、予算はだいたい15,000円。ただ、食を知っている人ならば、その「安さ」に気づくはずだ。

白身のトロといわれ、ノドグロの別称がある高級魚、アカムツ煮付け。4〜5人でちょうどよい大きさ。しっかりとのった脂、濃い旨み。
熊本直送の「馬刺」は上品で豊かな甘み!
特製ゴマだれで和えるゴマかんぱち。50席の店内は連日満員だ。
肉本来の旨みが堪能できる、黒毛和牛ヒレ網焼きは塩か特製だれで。
チープな美味しさが楽しい、紅しょうがたっぷりのかまぼこバター焼。ビールに合う。
カウンターには居酒屋らしい大皿料理が並ぶ。現在の場所に移転してからの12年間、予約の取りにくい店であり続けている。
〆に人気、その名もぜいたく丼は、まさに贅沢がてんこ盛り。こぼれそうなウニとイクラを大トロがわける。

【DATA】
博多 田中田(はかた たなかだ)

住所:福岡市中央区清川3-16-19 アーバントップ清川1F
電話:092-522-1211
営業時間:18:00〜翌1:00※日曜、祝日17:00〜23:00
定休日:月曜定休
URL:http://tanakada.net/

旨いワインとビストロ料理を「Brasserie L’équipe」

2010年の開店以来、地元で人気の実力店。料理は、フォアグラのムースなど500円の小皿料理から日替わりメニューまで、ワイン好きの心をくすぐる。主役は炭火焼で、ガツンと旨みのある骨太な肉料理を。心ゆくまで飲んで食べてリーズナブル。これぞブラッスリーの醍醐味だ。

白美豚肩ロースの炭火焼(1,900円)。
紅玉りんごの赤ワイン煮(500円)。
普段着で寛げる温かな雰囲気。
フランスを思わせる小粋な店内にはウォークインセラーがあり、自分で選べるワインはフランス産を中心に1本2,800円〜。
10種類以上ある中から好きな3品を選べる前菜の盛り合わせ(1,300円)。

【DATA】
Brasserie L’équipe(ブラッスリー レキップ)

住所:福岡市中央区薬院3-8-14
電話:092-523-0202
営業時間:18:00〜翌1:00※24:00L.O.
定休日:水曜定休

炙りたての、焼鳥ならぬ魚串!「魚串 うず」

警固本通り東端にオープンして4 年。「お客さんの好みのものを選んで食べてもらいたい」とはじめた魚串が好評の店。魚は刺身にできる鮮度のものを柳橋連合市場などから仕入れている。薬味はもろみ、くきわさび、梅、大根おろしの4種が用意される。

魚串のいわし(100円〜)、芝えび(220円)、さば(100円)。魚の価格は仕入れにより変動あり。薬味は串に合わせてさまざまな味わいを楽しむ。アナゴ(300円)も人気。
カウンターの目の前で焼き上げてくれる。
寿司店のようにカウンターの冷蔵庫に魚串が並ぶ。豚バラ(180円)など魚以外の串も。
白い提灯の渦マークが目印だ。
席が少ないため予約がベター。

【DATA】
魚串 うず(うおくし うず)

住所:福岡市中央区警固2-15-1
電話:092-714-0340
営業時間:17:00〜翌1:00、日曜、祝日〜24:00※各60分前L.O.
定休日:不定休

酒が進む野菜の旨さ「ほく菜」

「野菜をメインにお酒が飲める」が店のコンセプト。地元産を中心に、その時一番美味しい産地から多彩な野菜を仕入れ、メニューを豊富に揃える。単にヘルシーなだけではなく、カボチャのチーズフォンデュではチーズを独自ブレンドするなどしっかり美味しく、ボリュームも満点。

まるごとカボチャのチーズフォンデュ(ハーフ1,026円)。
産地を示した野菜を展示しているので、安心安全。
トマトの丸蒸しコンソメ風(594円)。
1番人気、セロリの酢のもの(410円)
エビブロブロ(604円)。

【DATA】
ほく菜(ほくさい)

住所:福岡市中央区春吉2-18-12
電話:092-738-0531
営業時間:18:00〜翌3:00L.O.、日曜、祝日〜24:00※23:30L.O.
定休日:日曜定休※月曜祝日の場合は日曜営業、月曜休
URL:https://fbmg500.gorp.jp/

出版社が営む雰囲気満点カフェ「Read cafe」

福岡を拠点にしている出版社「書肆侃侃房(しょしかんかんぼう)」が営むブックカフェ。ゆったりと過ごせる上質な空間はもちろん、小麦粉を一切使用せずにつくられるガトーショコラや、キリのクリームチーズ100%使用したチーズケーキなど、手間を惜しまないメニューの数々も人気の理由だ。

2017年3月にリニューアルされた店内。
以前の落ち着いた雰囲気を残しつつ、よりスタイリッシュに。
ころころ煮込みハンバーグ(864円)は、噛むと肉汁が染み出す高コスパメニュー。
週替わりパスタ(864円)。
デザートも充実。チーズケーキとガトーショコラ(各540円)。
じっくり煮込んだチキンがポイントの、特製チキンキーマカレー(864円)。

【DATA】
Read cafe(リードカフェ)

住所:福岡市中央区薬院2-2-33 OASビル1F
電話:092-713-8860
営業時間:12:00〜18:00
定休日:不定休
URL:http://www.read-cafe.com/

昼も夜も大満足のイタリアン「Perché No!?」

「ちょっと特別な時に訪れたい」という地元客に人気の店。前菜からパスタ、リゾット、メイン、ドルチェまで、どれも美しく味わい深く、大切な人との食事を心ゆくまで楽しめる。コースが主体で、ランチは2,160円〜、ディナーは4,860円〜。

フォアグラと茸を詰めた鶉(うずら)のロースト栗のピューレ添え。
蕪と生ウニ、コンソメゼリーの前菜。
トラフグとボルチーニ茸のリゾット(手前)と、手打ちパスタを使ったテナガエビのソースと和えたタリオリーニ。
ドルチェのパリパリと冷たい紅玉のミルフィーユ見立て。ケーキやジェラート、デザートワンなど、種類豊富なドルチェメニューから好みのものを選べるコースが女性には特にうれしい。
店は静かなけやき通り沿いにある。

【DATA】
Perché No!?(ペルケノー)

住所:福岡市中央区警固2-17-10 スパジオけやき通りビル1F
電話:092-725-3579
営業時間:12:00〜14:00L.O.、18:00〜21:00L.O.
定休日:月曜定休、火曜ランチ休
URL:http://www.perche-no.com/

 

薬院・警固・渡辺通は、博多に訪れたら立ち寄ってみたいエリアです。センス抜群のオーナーによる路面店巡りをしてもよし、グルメを楽しんでもよし。博多観光の選択肢に組み込んでみてください。いつもとは違った博多に出会うことができるはず。

※この情報は2017年4月現在のものです。営業時間や定休日などは変更となる場合がございますので、お出かけ前にご確認ください。

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トリコガイドシリーズ 編集部

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オンは仕事をバリバリこなし、限られたオフはおもいっきり羽を伸ばして楽しむ!そんな大人のキャリアウーマンの「せっかくだから」を満たす、ちょっと贅沢な国内ガイドマガジン。

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