基本のスコーン(ベーシックタイプとビスケットタイプ)レシピ・作り方
MY LIFE RECIPE 編集部
- 2022年09月15日
素朴な味わいが人気のスコーン。食感の違う2つのタイプの作り方とともに、食事用、おやつ用におすすめの、とっておきスコーンを紹介します。
まずは、基本となる2つのタイプのスコーンをお届け。1つ目は、まわりはサクッ、中は軽くサクサクしてバターの風味が楽しめる「ベーシックタイプ」。飽きのこないシンプルな味が魅力の、定番のスコーンです。次に、強力粉を加えて作ることでふくらみがよく、まわりはサクッ、中はふんわりとした食感に仕上がる「ビスケットタイプ」。丸型で抜いて焼くと、側面においしそうな割れ目ができます。
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基本のスコーンの作り方「ベーシックタイプ」
粉類、上白糖、塩に冷蔵庫で冷やした角切りのバターを加えて切り混ぜ、牛乳液を加えて生地を作る。ここでは三角形に切って焼くが、好みの形に仕上げてもOK。
[材料](6個分)
【A】
・薄力粉…200g
・ベーキングパウダー…小さじ2
・上白糖…20g
・塩…一つまみ
・無塩バター…70g
・卵黄…1個分
・牛乳…80ml
・牛乳(はけ塗り用)…少々
[準備]
●バターは7~8mm角に切り、使う直前まで冷蔵庫で冷やしておくのがポイント。
●粉類は合わせ、目の細かいふるいや万能こし器などでふるい、だまをなくす。
●卵黄を小さめの泡立て器で溶きほぐし、牛乳を少しずつ加えて混ぜて牛乳液を作る。
●オーブンは180度に温める。天板にオーブンペーパーを敷く。
[作り方]
1.粉類、上白糖、塩を混ぜる
ボウルに【A】、上白糖、塩を入れ、カードで全体を混ぜる。
2.バターを加えて刻む
バターを加え、粉をまぶしながらカードで刻み、写真のようにあずき粒大にする。
3.そぼろ状にする
バターと粉を手ですり混ぜるようにして、粉チーズのようなさらさらのそぼろ状にする。▲バターが溶けないように手早く作業する。
4.牛乳液を加えて混ぜる
3の中央にくぼみを作って牛乳液を流し入れ、指で周囲の粉の壁を内側から少しずつくずすようにして混ぜる。
5.まとめて休ませる
生地がひとまとまりになったらラップで包み、冷蔵庫で1~2時間冷やす。
6.軽く形を整える
打ち粉(強力粉、分量外)をした台に5を取り出し、のばしやすいように形を整える(ここでは丸く整える)。▲生地はこねずにまとめるのがポイント。
7.のばす
麺棒で6を中央から少しずつのばし、2cmの厚さの円形にする。
8.カットする
包丁で放射状に6等分の三角形に切る。
9.牛乳を塗る
天板に間隔をあけて並べ、はけで表面に牛乳を塗る。
10.焼く
180度のオーブンで20~25分焼き、 ケーキクーラーなどにのせて冷ます。
フードプロセッサーを使う場合
生地作りの1~3はフードプロセッサーを使って作ることも可能。フードプロセッサーにふるった【A】、上白糖、塩、バターを入れ、そぼろ状になるまで様子を見ながらかくはんする。
基本のスコーンの作り方「ビスケットタイプ」
室温で柔らかくしたバターと上白糖を混ぜ、粉類と塩、牛乳液の順に混ぜて生地を作る。バターを柔らかくしすぎると混ぜている間に溶けて、焼いたときに食感が悪くなるので注意する。
[材料](直径6cmの丸型6個分)
【A】
・薄力粉…130g
・強力粉…70g
・ベーキングパウダー…小さじ2
・無塩バター…70g
・上白糖…20g
・塩…一つまみ
・卵黄…1個分
・牛乳…80ml
・牛乳(はけ塗り用)…少々
[準備]
●バターは室温におき、軽く押すと指先が入るくらいまで柔らかくする。
●【A】は合わせてふるう。
●卵黄は溶きほぐし、牛乳を少しずつ混ぜて牛乳液を作る。
●オーブンは180度に温める。天板にオーブンペーパーを敷く。
[作り方]
1.バターと上白糖を混ぜる
バターをゴムべらでなめらかにし、上白糖を加えてまんべんなく混ぜる。
2.粉類、塩を加えて混ぜる
1に【A】と塩を加え、ゴムべらで切るようにして混ぜ、粉チーズのようなさらさらのそぼろ状にする。
3.牛乳液を加える
2の中央に指でくぼみを作り、牛乳液を流し入れる。
4.混ぜる
指で周囲の粉の壁を内側から少しずつくずすように混ぜる。
5.まとめて休ませる
生地がひとまとまりになったらラップで包み、冷蔵庫で1~2時間冷やす。
6.軽くこねる
打ち粉(強力粉、分量外)をした台に5を取り出し、全体が均一なかたさになるまで軽くこねる。
7.のばす
麺棒で6を中央から少しずつのばし、2cm厚さにする。
8.型で抜く
型に打ち粉をつけながら丸く抜く。▲残った生地はこねずにまとめて2cm厚さにのばし、型で抜く。
9.牛乳を塗る
天板に間隔をあけて並べ、はけで表面に牛乳を塗る。
10.焼く
180度のオーブンで20~25分焼き、ケーキクーラーなどにのせて冷ます。
形のバリエーション
スコーンはベーシックタイプ、ビスケットタイプともに、好みで違う形にしてもOK。
8等分の三角形
生地を円形にのばし、放射状に8等分に切る。
6等分の四角形
生地を作ったら、麺棒で2cm厚さの楕円形にのばし、6等分に切る。
8等分の四角形
生地を作ったら、麺棒で2cm厚さの楕円形にのばし、8等分に切る。
丸型
生地を約5cm厚さの楕円形に整え、縦半分に切ってさらに重さが同じになるように3つに切り、それぞれ2cm厚さの円柱形にする。
レシピ考案:お菓子・料理研究家 齋藤真紀(さいとう まき)
お菓子・料理研究家。洋菓子店に勤務し、パティシエとして数々のお菓子を作る。その後、フードコーディネーターの柳瀬久美子さんに師事し、独立。身近な材料でシンプルに作れるおいしいお菓子が人気で、雑誌や書籍、広告、企業の商品開発など幅広い分野で活躍中。著書に『りんごのお菓子』『おいしいプリン』(ともに小社刊)などがある。
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