安全に水分補給をするためのコツは?|ランニング初心者のQ&A
- 2021年08月14日
「ビギナーランニング教室」の講師も務める内山先生が、ランニング初心者の悩みや疑問にズバリ答えるQ&Aコーナー。今回は、安全に水分補給をするためのコツを聞いてみました。
安全に水分補給をするためのコツは?
内山先生の答え
いざ走り始めると、のどの乾きも忘れて走り続けたり、なかには、それほどのどの渇きを感じない人もいるかもしれませんね。ですが、飲んだ水分が体に吸収されるまでには少し時間がかかりますので、のどが乾く前に給水を、というのはぜひ実践したいところです。
トレーニングは前日の晩から始まっていると考え、夕食や水分をしっかりとって、早めの就寝を心がけてください。そして、目覚めたら、コップ1杯の水を忘れずに。さらに、トレーニング前にもこまめに水分補給し、走る直前にも必ず水分を摂取しましょう。水分は、一度にたくさん飲んでもすぐに吸収されるわけではありません。こまめに水分を補給することで体に十分な水分が行き渡ります。
トレーニング中は、30分もしくは3kmごとに1回などと決めて、定期的に水分を補給しましょう。3kmごとというのは少し早めに感じるかもしれませんが、夏は早めのタイミングが安心。少しずつ水分を補給しておくことでつねに体内に水分が蓄えられますし、突然の脱水症状も起きにくくなり、トレーニングを安全に行えます。
ちなみに、トレーニングを積むほど汗をきちんとかけるようになりますから、鍛錬をしているランナーはとくに積極的な水分補給を心がけましょう。
また、発汗時には水分と一緒にミネラルも失われていきますから、発汗量が増えてきたら、水分に加えてナトリウムやカリウムをはじめとした電解質もとりたいところです。市販のスポーツドリンクには運動時に必要な成分がいろいろ含まれていますので、目的によって利用するといいでしょう。甘さが気になる場合は薄めたり、真水と一緒に、ジェルや顆粒状のサプリメント、塩などをとるようにしましょう。トイレに行きたくなるから、お腹に溜まる感じがするからといって給水を控えるランナーもいます。しかし、水分は生命の維持にとって欠かせないものです。こまめに、早めに給水をすることは忘れないでください。
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教えてくれた先生
内山雅博 コーチ
ランニングスタイルでもおなじみの、超ベテランコーチ。「ビギナーランニング教室」の講師も務め、悩める初心者ランナーの悩みにズバリ回答。幅広い層のランナーたちのレベルアップをサポートする。
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