【連載】Keishi Tanakaと過ごす1日#04 五味岳久
ランドネ 編集部
- 2019年01月28日
『ランドネ』で連載中の「TODAY’S ANOTHER DAY~Keishi Tanakaと新しい1日過ごす~」。毎回、ケイシさんがミュージシャン仲間などのゲストをアウトドアへ連れ出し、日常とは違う“また別の日”の魅力を紹介しています。
LOSTAGEの五味岳久さんと、古都・奈良の魅力を再発見!
「ランドネ3月号No.104」のゲストは、LOSTAGEの五味岳久さん。五味さんの活動拠点・奈良で山と町を歩き、改めて知った古都・奈良の魅力。誌面には入り切らなかった2人のトークを、ここでお届けします!
ふたり:おつかれっす!
五味:ランドネにこの画づら、大丈夫?
ケイシ:(笑)。
──まず、ふたりの出会いは?
五味:共通の先輩がたくさんいて。前回ゲストのthe band apartの木暮さんもそうですね。
ケイシ:いつ頃っていうと、難しいですよね。
五味:6~7年?
ケイシ:なかなかライブで対バンみたいな機会は多くなかったんですけど、「ゴミアイコン」って似顔絵を書いてもらいました。そして、声を大にして言いたい。まだ、ツイッターのプロフィールに使ってますよ、ゴミアイコン!
五味:そうだね(笑)。だれかのライブを観に行ったときに会ったりはしてたかな。東京で会うこともあるよね。
ケイシ:この前は、下北のごはん屋さんで偶然!
──ケイシさんの第一印象はどんなイメージですか?
五味:顔がめっちゃ小さい。こんな小さい顔の人いるんだと思った。あとは、男前で音楽やってるヤツは、最初あまり受け付けなくて。僕もそうなんだけど、バンドマンって、自分の中にどこか足りてない部分があって、その穴を埋めるためにやってたりするから。「男前がバンドやる必要あるの」って、最初は見てたかな(笑)。
ケイシ:理由はわからなかったけど、最初の頃は、五味さんにハマってないなとは思ってましたよ、正直(笑)。五味さんって、寡黙な人なのかなと。
五味:でも時間をかけた分、自分はその人と仲良くなれるタイプだから、ケイシもそうで、好きな友だちのひとり。
ケイシ:ありがたいっす。話すと感じが違うともよく言われます(笑)。
──五味さんは、キャンプにハマっているそうで?
五味:そうですね、仕事終わりの夕方から一人でキャンプ場に向かって、テントに泊まり、翌朝帰ってきて仕事する、みたいな。
ケイシ:そのキャンプの楽しみ方、新しいですね。
五味:でもランドネ向きじゃないかな(笑)。OLさんは仕事終わって、そのままキャンプ行かないよね。
ケイシ:キャンプでの一番の目的ってなんですか?
五味:音楽もない、ネットも見ない一人の時間。ごはんとかは、お米だけを炊いてレトルトカレーとか、ちょっとおじさん臭さすぎるけど。
ケイシ:焚き火とかはします?
五味:よく行くキャンプ場が、直火禁止で。焚き火台を持ってないから、欲しいなって思っているところ。
ケイシ:いつから始めたんですか?
五味:3年前かな。はじめは家族で行っていて、一人で使える道具に興味を持ち始めてから、ソロキャンプも行くようになって、それが1年前くらい。
──三鷹のアウトドアショップ「ハイカーズデポ」にも行かれたとか。
五味:はい。そのお店に行かないと買えない、その人しか作れないアイテムとかを探して買うのが好きで、ネットでよく調べてます。最近は、福岡にあるアウトドアショップが出している、トランギア専用の別注アイテムが気になっていて。発売日にすぐなくなるけど、タイミングがあればほしい。
ケイシ:キャンプは、道具を使うことも楽しみって感じですか?
五味:そうだね。楽器とかもさ、新しいヤツを買ったら、良い曲ができるみたいな感じあるでしょ?
ケイシ:あります、モチベーションですね。
五味:ケイシは、最近なにかアウトドアアイテム買った?
ケイシ:買ってないな。話を聞くとほしくなるんだけど、僕にとってキャンプは一大イベントなんですよ。年に1~2回の。まだ一人でキャンプに行くイメージはないから、仲間とスケジュールを合わせるのも大変。でも奈良みたいに、キャンプ場まで30分とかの距離なら、少しは考えが変わるのかな。
──そこが奈良の魅力でもありますよね!
五味:天気が良くて「いまから行こう」って思い立ったらすぐに行けるからね。日常的にアウトドアが楽しめるくらい、自然が近い。だから、テントや寝袋、マット、調理器具は、仕事場に置いてます。アウトドア好きのお客さんがふらっと来て、そのまま話しの流れで買い出しして、BBQやるとかね。
ケイシ:奈良周辺での、おすすめキャンプ場は?
五味:気軽に行けるのは、奈良市から30分くらいの「笠置キャンプ場」。ソロキャンパーも多いよ。
──今後、ふたりでやりたいことはありますか?
五味:暖かくなったら、キャンプしたいね!
ケイシ:今日はジャブなので、このままでは終われません。キャンプに行くとなると、完全に五味先輩になりますけど。
──それぞれがソロ装備で行ってみては?
ケイシ:おもしろいかも!
五味:見栄の張り合いになるかもな(笑)。
ケイシ:アウトドアショップ行って、道具揃えなきゃ。
五味:でも、人の使ってる道具を見るのって、めちゃくちゃおもしろいからね。
ケイシ:そういえば、このお店(Kore Kara)に、四万十塾の木村とーるさんもいらっしゃるとか?
五味:そうそう!
ケイシ:そしたら四万十塾がやってる、カナディアンカヌーで四万十川を下りながらキャンプをする4泊5日のツアーとか一緒に行きます?
五味:それ、おもしろい! キャンプ道具を積んで、川下るって。
ケイシ:あとは音楽もやりたい、対バンでライブを。
五味:いいね。色々と楽しみにしてる。
●本日のゲスト/五味岳久さん
3ピースバンド・LOSTAGEのベースヴォーカル。奈良を拠点に、純粋な音楽のあり方を提示し続けている。レコードショップ「THROAT RECORDS」のオーナーでもある。好きなアーティストは、FUGAZI。http://lostage.co/
●Keishi Tanaka
ミュージシャン。Riddim Saunterを解散後、バンドセットを中心に、場所や聴く人を限定しないスタイルで活動中。新譜をチェックしてライブへ行こう!スケジュールはHPで!
http://keishitanaka.com/
Keishi Tanakaの「月と眠る」
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自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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