セオリーどおりの練習をしてもサブ5から上にいけません。|ランニング初心者のQ&A
- 2021年08月26日
「ビギナーランニング教室」の講師も務める内山先生が、ランニング初心者の悩みや疑問にズバリ答えるQ&Aコーナー。今回は、LSD、インターバルトレーニングなど、セオリーどおりの練習はしても、サブ5から上にいけないのはなぜか?を聞いてみました。
LSD、インターバルトレーニングなど、セオリーどおりの練習はしても、サブ5から上にいけないのはなぜ?
内山先生の答え
ランニングを始めたばかりの頃は、記録がどんどん伸びて楽しいですよね。初心者でも練習を続ければ、5時間台までは比較的スムースに到達できるでしょう。ところが、4時間台になると、走りの質やスピードに工夫を凝らさないと記録は伸び悩んでいきます。質問者の方は、いままさにその壁にぶち当たっているのだと思います。〝セオリーどおり〞の練習も決して悪くはないのですが、結果が出ないということは、トレーニング方法が正しくないということです。
そもそもLSDやインターバルトレーニングは、適切な指導のもとで行うからこそ期待されるような効果があがるものなので、ひとりで行うのはあまりおすすめできません。
そのかわり、これからはスピード(3000mや5000mの記録の向上を図る)、走行距離(走り込みの距離)、ペース管理(ペースをコントロールする巧みさ)の3つを意識したトレーニングを心がけてください。たとえば1kmを6分のペースで走ると、フルマラソンでは4時間30分かかります。つまり、サブ4を目指すならもっと速いペースで走ることを意識して走るようにしましょう。具体的には5分/㎞のペースで走れるようになりたいですね。
あとは、普段どれだけ自分を追い込んで練習するかがポイントです。本番でバテないためには、少なくとも月間200㎞を確実に走ることを目標に練習しましょう。
その他の「ランニング初心者Q&A」はこちらから。
教えてくれた先生
内山雅博 コーチ
ランニングスタイルでもおなじみの、超ベテランコーチ。「ビギナーランニング教室」の講師も務め、悩める初心者ランナーの悩みにズバリ回答。幅広い層のランナーたちのレベルアップをサポートする。
- Category :
- Brand :
- RUNNING style
Share