ロードバイクのサドル高さ合ってますか?痛くならない正しいセッティング術
- 2021年10月20日
ロードバイクに正しく乗るには、まずサドルの高さを設定しましょう。ここでは、まずニュートラルポジションを設定してからサドルに正しく座る位置を決める手順で、誰でもカンタンにベストポジションを見つけられる方法を紹介します!
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ニュートラルポジションを設定しよう
高すぎても低すぎてもしっくりこないのがサドル高。前傾の深いロードバイクは、サドル高が走りのフィーリングを大きく変えてしまいます。基本となるニュートラルポジションをとるためのサドル高は、ペダル位置6時の位置(下死点)で「ヒザが軽く曲がる高さ」が理想です。ここでは3ステップで、誰でも簡単にサドル高を設定できる手順を紹介します。
ニュートラルポジションのポイント
骨でサドルをとらえる
サドルの高さを仮決めする
クランクが3時の位置でヒザの皿の裏がペダル軸の真上に位置する
の3点。まずはこの3点を順番に確認し、サドル高を設定してみましょう。
サドルに座る位置を決める
ロードバイクの固いサドルはお尻が痛くなる……こんなビギナーの悩みは、座骨で座面にどっしりと座る「ママチャリ座り」が要因。恥骨を中心にサドル位置を決め、座骨とほどよいバランスで座ることで快適なポジションとなります。まずは足を後輪方向に投げ出し、スーパーマンスタイルで恥骨とサドルの接点をとらえてみましょう。
スーパーマンスタイルでサドル上の恥骨位置を探る
足を前に投げ出してハンドルを押すと「ママチャリ座り(座骨乗り)」に。これに合わせたサドル高だとハンドリングも不安定に。
サドルの高さを出す
恥骨でサドルをとらえた感覚を維持したままクランクを6時の位置にし、土踏まずでヒザが伸びきる高さに設定します。多くの場合、これでれちょうどいい位置で踏める高さになります。そのまま数回転ペダリングを行ってみます。腰が左右にゆれるようなら、スムーズにペダルを回せる高さにサドルを微調整します。
クランクを真下にして土踏まずでヒザが伸びる高さ
適正なサドル高の目安は、クランクを真下(6時の位置)にし、土踏まずで踏んだときにヒザが伸びきる高さ。この状態で母指球の少し後ろでペダルを踏み、ペダリングしましょう。
正しく踏める位置をチェック
サドル高を仮設定できたら、サドル上の腰の最適位置をヒザの突き出しから算出します。理想のサドル上の腰の位置は、クランク3時の水平位置でヒザの皿の裏とペダル軸をつないだ線が地面と垂直に結ばれるところ。この位置は、股関節とヒザ関節をいいバランスで伸展できるため、長時間ライドでもヒザにムリが出にくい。
ヒザの皿の裏とペダル軸をつないだ線が地面と垂直
写真の位置関係を目安に最適なサドル位置を設定しましょう。わかりづらいときは、重りを付けたヒモなどを使い、位置を確認するのがオススメです。
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