テイクオフの基本動作をマスターするための陸トレ|サーフィンの基本
NALU 編集部
- 2021年10月22日
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正しいフォームを体に染み込ませてこそ百発百中テイク・オフが成功する
サーファーであれば最初にテイク・オフに成功した瞬間は何年経っても色褪せない。波を滑るスピード感、波の上から見た景色、そして何とも言えない達成感。その感覚が生み出す快感に虜になった人は、一度ドップリ浸かったら抜け出すことができない。それこそがサーフィンの魅力であり、何年経っても飽きず、なかなか上達しないことにも真摯に取り組み、技術を向上させようという糧になっているのだ。
正しいライディングフォームを身に付け、ボードの上での腹ばい状態から立ち上がるまでのテイク・オフの一連の動作を体に染み込ませるには、陸上での練習を繰り返すのが究極の練習法といえる。不安定な波の上に立って滑るサーフィンだからこそ、バランス感覚は重要。リズムよく素早く立ち上がることがテイク・オフを成功させる最大の秘訣。実際に波の上では慌てるので、陸上で反復練習することで徹底的に体に覚えさせよう!他人に見てもらったり、家の鏡で一連の動作を見ながら練習するのもオススメだ。
テイク・オフの陸トレを詳しく紹介
1. ボードが走り出したら両手を胸の下に置く
まず正しいポジションに腹ばいになっていることが前提で、ボードが走り出したらパドリングをやめて両手を胸の下に置き、目線を進行方向に向ける。
2. 胸を反って腕立て伏せの要領で上体を起こす
パドリング時、胸に乗っていた体重を両腕に移すイメージで上体を起こしていく。起こす前に慌てずひと呼吸置くと落ち着いて動作に入れる。目線は進行方向へ。
3. 両腕で上体を起こした勢いを利用して素早く立つ
ここからはスピード重視の一瞬芸。上体を両腕で起こした勢いで、軽く飛び跳ねるイメージによって左足のヒザを胸元に引きつける動作に入る。
4. パドル中に胸にあった重心を手から足へと移行させる
両手を置いていたポジション辺りに前足である左足が来るように中腰に。この時に重要なのが目線。ボードに置いた前足ではなく、少し先を見るように。
5. 自然にスッと立ち上がればテイク・オフ成功!
勢いよく立ち上がらないと腰が持ち上がらず、右足のヒザがボードに着き、ワンテンポ遅れてバランスを崩す原因に。右足は内側に絞るのが正解で、がに股厳禁。
海では1回のサーフィンでテイク・オフを成功させる回数は限られるが、陸練であれば何度でもテイク・オフができる。地道なイメージの積み重ねで、素早くできるようになるまで練習すれば、百発百中テイク・オフが成功するはずだ。
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NALU 編集部
テーマは「THE ART OF SURFING」。波との出会いは一期一会。そんな儚くも美しい波を心から愛するサーファーたちの、心揺さぶる会心のフォトが満載のサーフマガジン。
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