バランスを正して故障を防ぐ!|芥田晃志の体も心も痛めないスゴ技炸裂塾!
- 2021年10月30日
ランによるケガなどのトラブルは、ほとんど片側だけに起こりますよね? 両脚が痛い場合でも、振り返ってみると、まず先に片側が痛くなって、それをかばううちに反対側の脚に痛みが出る。始まりはいつも片側から……。これはビギナーからトップ選手まで、どんなレベルのランナーでも共通の悩みです。それではなぜ、片側だけトラブルが発生するのか。それは、ズバリ “体の左右バランスが崩れているから” です!
Index
「体も心も痛めないスゴ技炸裂塾!」はこちらから。
ニューハレ体操で左右バランスを整えよう
結論からいうと、日常生活で左右対称の体バランスを身につけておけば、ランニング時にトラブルが起こりにくくなります。私の過去10年以上のトレーナー活動におけるリサーチでも、ケガをしているランナーの9割以上が体の左右バランスが崩れています。多くのランナーが、バランスの崩れた状態で走り込みをしているので、片側だけに疲労が蓄積し、のちにそれがトラブルとなるのです。
「マラソンで好タイムを出したいか~! 体を痛めずに、楽しく走りたいか~!」
それではレクチャーしましょう、「ニューハレ体操」! 下で紹介するたった3つのストレッチに取り組めば、体バランスの要点をチェックできたり、バランス力を高めることができます。また、特別なものは必要ないので、家でも簡単に取り組めます。これで、ケガに悩むランナーもトラブルフリーになれるはず!
Let’ s ニューハレ体操!
体操のコツ
日常生活のクセからくる、体のゆがみを改善する「ニューハレ体操」。いずれの体操も、“呼吸を止めずに深呼吸しながら行うこと” がポイントです!
やりかた
<STEP1>
上半身を真横に倒し、ワキ下から腰までを伸ばす体操。体側が伸びきったところで深呼吸をすると、より効果的に行える。
<STEP2>
ハムストリングスを伸ばす体操。背すじを正した状態で、尻を後方へ引き、前かがみに。すると、脚の裏側の筋肉がストレッチされる。
<STEP3>
モモ内側と股関節内側の体操。軸脚のヒザをゆっくり曲げ、反対側の脚の内モモと股関節を伸ばす意識で、上半身を真横に倒す。
教えてくれた人
テーピングトレーナー/芥田晃志さん
ニューハレテーピングトレーナー。マラソンやトレランなどの市民ランナーからトップアスリートまで、幅広い層のボディケアを行う。
Share