日向涼子のやっぱり坂が好き。千葉山（和歌山県）｜ロードバイクヒルクライムナビ

2021年11月19日

モデルでヒルクライマーの日向涼子さんが、全国各地の坂道に挑戦。今回訪れたのは、「和歌山県・千葉山（せんばやま）」。気になる立ち寄りグルメスポットとともに案内する。

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和歌山県・千葉山（せんばやま）

高野山や熊野三山に代表される険しい山岳。海岸エリアにはダイナミックな自然景観が数多く残る南紀熊野ジオパークが広がる紀伊山地。そんな和歌山県の西にある有田川町に「和歌山のラルプデュエズ」として親しまれている絶景ヒルクライムルートがあります。

山頂に見える風車を目指して、標高542mの千葉山を上る全長8.7km。序盤から段々畑の山肌を縫うように走るワインディングロードが待っています。
見上げれば、先に続く白色のガードレールを確認でき、ふと下界を見下ろすと、そこには、まさに世界一有名な峠といっても過言ではないフランスのラルプデュエズをほうふつとさせる九十九折りの峠道が広がっています。その絶景はクライマー垂涎！　平均勾配7％ですが、全体的に起伏に富んだ印象で、急勾配もあれば、休める区間もあります。
長いストレート区間を終えると、千葉山山頂への登坂道路が続いています。こちらへ向かえば山頂までたどり着けますよ。途中の風車まででも十分満足ですが、山頂からのパノラマも必見です。

千葉山へのオススメの最寄り駅は伊勢本線の「藤並」駅。京都と和歌山の南紀エリアを結ぶ「特急くろしお」なら、乗り換えなしでアクセスできる。写真は特別ラッピングされた「パンダくろしお号」。

県道480号から千葉山へ向かうT字路がスタート地点。特別な目印はないけれど、有田川ウインドファームや、鷲ヶ峰コスモスパークを目指せばたどり着ける。

みかん畑が広がり、抜けのいい景色を楽しみながら走れる。

木々にほとんど遮られることなく、開放感あれる絶景を楽しみながら上れる！　路面コンディションもよく、安心して走れる。

美しい魅惑の九十九折りを体験しよう！

終盤、ストレートの道路の先にそり立つ急坂が待ち受けている。この先に、千葉山の山頂への取り付け道路がある。

週末を除けばほとんど交通量も少なく、快適なヒルクライムを楽しめる。下界には有田川町が一望できる。

千葉山山頂の青看板を右折すると山頂へつながる道がある。途中でいったん下ってからラスト1kmでふたたびグッと上る。

ラスト1.5kmは細い道が続くので、対向車には注意をしたい。

和歌山県・千葉山のヒルクライムデータ

距離

8.7km

標高差

527m

平均勾配

6.0％

スタート地点

15m

ゴール地点

542m

コース概要

千葉山のおすすめスポット

熊野古道沿の気軽に立ち寄れるカフェ

千葉山の麓、熊野古道沿に建つ「カフェ55」では、日替わり定食やビビンバ風「55丼」（写真）などがお手ごろ価格で楽しめます。自宅そばの倉庫をリノベーションした店内はオシャレな雰囲気。地元食材を使ったヘルシーなランチを楽しめますよ！

Café 55

和歌山県有田市宮原町道55
TEL.0737-88-7009

千葉山の麓の柑橘専門ショップ

有田みかんの生産地として知られる有田で農園を営む「伊藤農園」。新鮮な温州みかん、きよみ、不知火、はるみなど豊富な種類の柑橘を絞ったジュースなどを楽しめる。寒天ゼリーは、サイクリングの補給食にもぴったり！　ショップは、千葉山の麓、紀勢宮原駅から自転車で1分。

伊藤農園ショップみかんの木

和歌山県有田市宮原町滝川原498-2
TEL.0737-88-7053

今回のロードバイク＆コーディネート

登坂での安定走行と進みのよさが魅力！

トレックには軽さに特化したエモンダがありますが、私はふだんからヒルクライムレースでドマーネを愛用しています。低重心走行がダンシング時にも安定感をもたらし、快適なヒルクライムを楽しめました。下りでのディスクブレーキの恩恵はいうまでもありません。ボントレガーのウエアには、チームレプリカジャージ以外にもスタイリッシュにコーディーネートができるモデルが豊富にそっています。