日本の暦 7月 温風至|ニッポンの暦で知性と感性を磨いて10年後もいい女に!
YOLO 編集部
- 2022年07月06日
「冬至」や「春分」などでお馴染みの「二十四節気」では、7月7~22日ごろは「小暑」(しょうしょ)という季節です。
ジメジメと長かった梅雨ももうすぐ終わり。暗く重かった空はスカッと青く広がり、太陽が顔を出せば気温はグングン上昇。少し体を動かせば、気持ちのよい汗が吹き出してきます。「小暑」の頃に「七夕」を迎えますが、新暦の「小暑」はまだまだ梅雨の終盤。笹飾りの向こうに広がるのは、天の川ではなく梅雨空であることが多いのは、そのためです。本当の七夕は新暦でいうと8月。だから東北の三大七夕祭りはどれも8月に行われるのです。
暦って何? と思ったら「日本の暦「二十四節気」「七十二候」で 感性豊かなイイ女に!」を要チェック!
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第三十一候「温風至(あつかぜいたる)」
暑気払いで、夏を楽しもう!
梅雨が終わりに近づく7月7~11日ごろ、力強い太陽が顔を出すと、もわ~っと暑い風を感じることが増えてきます。これが「温風至」の季節。梅雨の名残の湿度と相まって、蒸し暑さもひとしお。突然の雷や豪雨、突風も起こりやすく、不安定な空模様に注意が必要な季節です。
職場では「暑気払いにビールを飲みに行こう!」と盛り上がることも多いでしょう。
「暑気払い」とは、エアコンも扇風機もなかった時代に、暑さを乗り切るために、体を冷やす物や滋養のある物を食べたことが始まりです。エアコンも冷たい飲み物もある今の時代には、必要ないかもしれませんが、「元気に夏を乗り切ろう」と、美味しいものを食べるのは賛成!皆で夏を楽しむ1つのアイデアですね。
季節の生き物 アゲハチョウ
梅雨時に幼虫、サナギを経て、梅雨明け頃に蝶になるアゲハチョウ。ハッキリとした模様、華やかな姿のアゲハチョウは、世界中に愛好家がいる人気者なんです。花を探して優雅に何気なく飛んでいるようですが、毎日同じコースを同じぐらいのスケジュールで飛んでいるって知っていましたか? これは、なんとアゲハチョウのナンパルートなんだとか。オスがメスを探すときに、相性のよいメスと出会うために効果的な道を飛んでいると言われています。チョウの気持ちを想像すると面白いですね。
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- Credit :
- ライター:藤岡操
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