冬の定番“粕汁”を鍋でどうぞ！　冷えた体を芯から温める「粕汁風鍋」レシピ・作り方

これからの寒い季節に嬉しい鍋料理。ここで紹介するのは、パパッと簡単に調理ができ、洗い物も少なくて済む、「小鍋」を使ったレシピです。小鍋レシピのいいところは、調理がとにかく簡単なこと。そして、肉や魚、野菜がたっぷりとれて栄養もバッチリ！　〆までおいしく食べられ、心もお腹も大満足なメニューばかりです。

そこで今回は、酒粕で作るおなじみ粕汁を鍋で味わう「粕汁風鍋」を紹介。みそと酒粕のやさしい風味でほっと一息。体の芯から温まります。

※鍋（土鍋）は、直径15cm程度の大きさのものを使用しています。

粕汁風鍋（おすすめの〆…うどん、もち）

［材料］（1人分）
・甘塩さけ…1切れ
・白菜…1／12株（約150g）
・しめじ…1／2パック
・万能ねぎ…1／4袋

【A】
・昆布だし…250ml
・しょうゆ…大さじ1／2

・みそ…大さじ1と1／2
・酒粕…10g

1．下ごしらえする

さけは食べやすい大きさに切る。白菜はざく切りにし、しめじは石づきを取って小房に分ける。万能ねぎは小口切りにする。

2．具材を煮る

【A】、しめじを鍋に入れて火にかける。煮立ったら、さけ、白菜を加え、再び煮立ったら弱火にしてふたをし、さけに火が通るまで煮る。

3．調味する

2にみそと酒粕を溶き入れ、火からおろして万能ねぎを散らす。

ポイント

みそと酒粕は鍋の煮汁であらかじめ溶いてから加えると、鍋全体に味がゆき渡りやすくなる。

レシピ考案：料理家・齋藤真紀（さいとう　まき）

お菓子・料理研究家。洋菓子店でパティシエとして活躍したのち、フードコーディネーターの柳瀬久美子さんに師事し、独立。素材の持ち味を生かした、作りやすくておいしいレシピが人気で、お菓子のジャンルに限らず、雑誌や書籍、広告、企業の商品開発など幅広い分野で活躍中。本書では1度の買い物で1週間分の小鍋が作れるレシピ4週間分のほか、手軽な小鍋レシピを多数提案している。著書は『小麦粉・卵・乳製品ゼロ！ 15分でできる！ 米粉の蒸しパン』『りんごのお菓子』（ともに小社）、『たっぷり作ってずっとおいしい！ 簡単おかず作りおき おいしい230レシピ』（新星出版社）など多数。