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山とふもとをつなぐアイテムのひみつとは?山旅上手さんの持ちものを拝見!#2|フォトグラファー 根本絵梨子さん

現在発売中のランドネ3月号の特集は「ちょうどいい3時間の山歩き」。「3時間」を軸に、山を歩き、まちを歩きながら、その土地の魅力をたっぷり味わうためのヒントを詰め込んでいます。

山もふもとの町歩きも楽しむ山旅上手さんはどんな持ちものを持って、どんなふうに楽しんでいるのか?3人の山好きさんのバックパックの中身を紹介する企画も収録。ここでは、フォトグラファーの根本絵梨子さんに教えてもらったバックパックの中身をご紹介します。

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ふもとのまちの文化や食もたっぷりと楽しむ

前泊して山に行くことや山小屋泊が多いという根本さん。旅だけでなく、ワーケーションとしてふもとに滞在することも多いのだとか。

「日没や日の出の時間の山の写真を撮りたいとなると、どうしても登山前後にふもとで泊まることや、山小屋泊が増えますね。登山のみのときはできるだけ荷物を減らすために移動中も山のウエアを着ますが、ふもとも旅するときには、まちでも動きやすい靴や服を別に持っていきます。登山だけでなく、旅も好きなので、地方の山に行ったときには、その土地の文化や食を知るのも楽しみのひとつです」。

Wear[ウエア]

Mountain

アンドワンダー/アルファダイレクトフーディ、 ウールフリースプルオーバー、ハイロフトフリースアームカバー アクリマ/ウォームウールグランダッドシャツ 山と道/ 100%メリノライトスリーブレスウィメンズ ザ・ノース・フェイス/ラディアルウールビーニー、デニムクライミングストレートパンツ アトリエブルーボトル/ハイカーズソックス コンビニエンスストアで購入した手袋

City

アンドワンダー/リウールJQドレス ベントム/メリノウール100%ロングスリーブ、ブラ、ボクサーパンツ アトリエブルーボトル/ハイカーズソックスショート2

通気性・保温性・においにくさがウエア選びのポイント

パンツとフリースは兼用し、ふもとではワンピースにチェンジするという根本さん。 汗かきだけど、立ち止まるとすぐに冷えてしまう体質のため、汗抜けがいい防寒着を多めに持っていくそう。においにくいメリノウールもポイントのひとつ。

Sacoche[サコッシュ]

1)ストール 2)ハウスホールドオリジナル/立山連峰手ぬぐい 3)油性ペン  4)コクヨの測量野帳 5)マックパック/トレックワレット 6)充電器をポーチにまとめて

大きめのサコッシュに最低限のものを

ポケットの多いバックパックを使用していることもあり、山ではサコッシュは携帯しない。まちでパンやコーヒー豆を購入することが多いため、少し余裕を持ったサイズのバッグがマスト。フェアウェザーのサコッシュは、大容量なのにコンパクトで少しの雨なら弾いてしまう優秀さ。長さ調節のできるショルダーストラップも便利。

Poach[ポーチ]

1)保湿クリーム 2)使い切りの化粧水と乳液、アイクリーム 3)ファシオ/パウダリーティントアイブロウ 4)ディーアップ/パーフェクトエクステンションマスカラ 5)MiMC /ミネラルルージュ 6)ミネラルアイブローマスカラ 7)VT/CICAマスク 8)ビオレ/メイク落としシート 9)江原道/モイスチャーファンデーション 10)ビタミンC顆粒 11)スック/シグニチャーカラーアイズ 12)センスオブヒューモア/デューイエリクシアオイル

かさばらないペンタイプが便利

スキンケア用品とメイク用品は分けて収納。山は紫外線が強く日焼けや乾燥しがち。せめて山から下りたときくらいは労りたいと保湿クリームやパック、ビタミンC顆粒など、とにかく保湿に力を入れているという。メイク用品はペンタイプを選ぶことでコンパクトに。MiMCのリップは、色づきが良いのに乾燥しない点がお気に入り。

Backpack[バックパック]

シックスムーンデザインズ/フライト30ウルトラ

トレイルランニング用のバックパックのように、ベストタイプのハーネスがしっかりフィット。腕の可動域が広いので使い勝手がいい。ポケットが多く、リップやカメラクリーナー、マスクなど、すぐに取り出しやすいものを分けて入れられるのもうれしい。

こだわりの山旅アイテム

1. 山でコーヒーやごはんを食べるときに

イーノ/スーパーサブハンモック

アウトドアショップ「ハイカーズデポ」のスタッフ、二宮勇太郎さんの影響で始めたというハンモック。低山歩きをするときには、張れる場所があるかわからなくても、かならず持っていくという。慣れると2分くらいで張れて、コーヒーを飲むときや軽食をとるときにのんびりとした時間をすごせる。

2. カメラは二台を使い分ける

ライカ/M3、ハッセルブラッド/500C/M

中判フィルムで山の景色を撮ってみたらきれいで感動し、中判フィルムとコンパクトデジタルカメラの二台がマストになったという。いい景色だなと思ったときにはフィルム、歩いているシーンやスナップ写真はコンデジと使い分けているそう。泊数が長いときには、もう一台持っていくこともある。

3. 山で至福の一杯を

タイムモア/栗子NANO、カリタ/ウェーブドリッパー

旅では、かならずふもとのまちのコーヒー屋さんに立ち寄り、地元のコーヒーを購入するという根本さん。山のなかで飲むコーヒーも好きで、コーヒーセットを持っていくことが多いそう。持ちものが多いときには、ミルやドリッパーは持っていかず、山に行く前に現地でドリップコーヒーを購入する。

4. 地方の水のおいしさを堪能

カタダイン/ビーフリー1.0ℓ、クリーンカンティーン×ピルグリム サーフ+サプライのボトル、 クノック/ウォーターコンテナ

山帰りには、ふもとのまちの水を汲んで持って帰るのが定番。どんなに短い行程の山でも、水を持って帰るためのウォーターボトルが必須だそう。浄水器付きのビーフリー(左)は、山のなかで使用するのに便利。冬は保温ボトルにお湯やお茶を入れて持っていくことも多い。

教えてくれたのは

フォトグラファー 根本絵梨子さん

アウトドアブランドの広告やファッション、カルチャー誌などで活躍。友人から山に誘われたことをきっかけに登山を始めて8年。自然の写真を撮りながら海外から国内の山まで旅する生活を送る。

 

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ランドネ 編集部

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自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

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