【ロゴス×肥後守】ナイフ|アウトドアにおすすめのナイフ5つを比較検証!#3
ランドネ 編集部
- 2023年05月10日
軽量でコンパクトに収納ができる「アウトドアナイフ」。キャンプや登山の料理シーンにて必須といっても過言ではないアイテムだが、実際に使い勝手を比較するのは難しい。
そこで今回、コラボ商品を始めとした、5種類の折り畳み可能なナイフを徹底検証!デザインや立ち上げ時のスムーズさ、切れ味などを記事ごとに解説している。
是非このタイミングで、ご自身の用途に合ったモデルを探してみてはいかがだろうか。
ロゴス×肥後守
ナイフ 特別手作り鍛造
- 価格:¥10,900
- 全長:約175㎜(折り畳み時約115㎜)
- 刃厚:約3㎜
- 本体重量:約60g
- 刃素材:(主に)炭素鋼
今回最大の刃厚、「背中」で語るいぶし銀
刃を背中側(峰側)から眺める。約3㎜という分厚さが、頼もしい。手に持つと、ずっしりと重く、やわではない「道具感」にキブンが高揚する。
ハンドルには「肥後守」の刻印。肥後守(ひごのかみ)とは、明治時代に考案された刃を折り畳み鞘に収められるナイフのことで、当時は鉛筆削りや工作、野遊びなどで愛用されたそう。その現代版、フォールディングナイフとして昇華した一本というわけだ。
峰を持ち上げ刃を開くと、今度は「青紙割込」の刻印が。日本刀の原料として有名な玉鋼をルーツとする鋼材・青紙を採用している証で、光にかざすと日本刀のような刃文(やや波打った模様)が美しい。より一般的なプレス加工ではなく、きちんと叩いて鍛えた鍛造で造られているため、刃の強度が圧倒的に高いのだ。
タフな刃で木の加工もOK。ブッシュクラフトの永き相棒に
試しに木を削ると、サクサクと刃が走る。峰が太いので、ハンマーや石で峰を打ちながら枝を細く割き、焚火の焚き付けに使うこともできそうだ。
分厚い肉も難なく切れるが、刃が太いぶん鶏の皮など滑りやすいものは苦手。ハード系のパンもやや刃が入りにくい印象だった。とはいえ、鍛造包丁のような本格ナイフは、ロマンを感じずにはいられない。鍛く工程で不純物が取り除かれた刃は、研ぎやすく、永く愛用できる。使い込むほどに、真鍮のハンドルが味わい深い褐色へと変わっていくだろう。
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自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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