ツラい腰痛がラクに!押さえておくべき二つのポイント
YOLO 編集部
- 2023年12月07日
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あなたの腰痛対策、逆効果かも?!
腰痛は年齢に関係なく発生する困ったトラブルです。長時間のデスクワーク、姿勢の悪さなど、腰痛を悪化させる要因はさまざまです。それらのいくつかの要因が複合的に絡み合うことで、腰痛は知らず知らずのうちに悪化していきます。ここでは、腰痛の予防・緩和に効果的な二つの方法をご紹介します。
ちなみに、腰痛のときにコルセットをすると筋力はさらに低下するため逆効果です。耐えられない痛みがあるときなど、急性期にはコルセットをしてもかまいませんが、長期的に使用することはおすすめできません。ただし、医師にコルセットの着用を指導されているような場合は、医師の指導に従って着用をストップしましょう。
腹式呼吸で腹まわりの筋力を強化する
普段の生活には支障がない程度の腰痛が慢性的にあるという人は、腹まわりの筋力が低下していることが考えられます。お腹には内臓が入っているスペースがあり、この周辺を取り囲む腹のまわりの筋肉をつけ、内部に圧力(腹圧)をかける習慣をつけると、背中側の筋肉や背骨の不安定さを解消でき、腰の痛みが改善されます。
息を吸ったり吐いたりしてお腹を出したり、引っ込めたりするドローイング(腹式呼吸)を行うトレーニングが有効です。
膝の下に枕を入れて寝る
ヒトの頭の重量はボーリングのボールほどの重さ(6~8㎏)があり、それを背骨とその周辺にある筋肉で支えています。骨盤の中央にあり、背骨を支える土台に相当する仙骨には常に大きな負担がかかっています。そして、悪姿勢などにより仙骨の位置には少しずつズレが生じて、いずれは慢性的な腰痛に発展することも…。
このような慢性的な腰痛を治すには、この仙骨の角度を正しい位置に戻すことが重要です。それには、仰向けになり、膝を少し立てることで仙骨が正しい位置に戻り、腰椎が自然なカーブを描くため腰に負担がかからなくなります。
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出典:『不調を治す50の習慣』
監修:桜井智野風
桐蔭横浜大学大学院スポーツ科学研究科教授。博士(運動生理学)。専門はスポーツ科学、運動生理・生化学。日本トレーニング科学会理事、日本陸上競技学会理事、日本陸上競技連盟普及育成委員など。著書に「不調の原因を解消する本」、「不調を治す50の習慣」、「走りのサイエンス」(小社刊)などがある
ライター:楠田圭子
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