アンチエイジングに必要なのは「柔軟性」だった
YOLO 編集部
- 2024年02月06日
「老いる」とは、硬くなること
年齢を重ねることはいいのに、老いることはいや。これは年齢に関係なく、みんなが思うこと。そもそも、年を重ねるということは、経験豊かになり、知見にも深さと幅が出て、より美しくなっていくことです。年を重ねるがゆえに、この世の中の多くの多様性を自分の中で理解し、消化して、心穏やかに生きられるもの。
しかしながら、自分達の周りを見て、どうだろう?年を重ねていることが、ネガティブと感じている人が多くはないだろうか。それは、老いという意識が入ってきてしまうから。老いと聞いて、イメージすることはシワやシミ、そしてたるみ、崩れた体形。ムダな脂肪が体についてしまったり、動きが鈍くなったり、物覚えが悪くなったり…。確かにこういうことは、老いを代表するイメージだろう。
硬くなること
ただ、これらは老いの表面的な印象だ。では、老いの本質は何か?それは「硬くなる」ということかも。
本当の意味での老いは、まず思考(頭)が硬くなり、多角的なものの考え方ができなかったり、知識と知識を組み合わせて錬金術かのように新しいアイデアを発想できなかったり、新しいことや初めてのことを理解できなかったり、自分の価値観や常識ではないものを、受け入れらなかったりしてしまう。
次に体が硬くなると、当然、動きが悪くなる。そうなると筋肉に十分な血液が流れていかず、ひいては酸素不足になり、冷えていき、肉の塊のようになってしまう。関節の可動域も狭くなり、スムーズさもなくなる。かたまった筋肉に支えられた骨格、そして内臓はさらに動きが悪くなり、当然、不調によって心が躍るようなことも少なくなり、心身ともに閉塞的になってしまいます。
最後は心。心が硬くなると、どうなるか?
心の動きが悪くなることで、日常の中で感動することができなくなってしまいます。トキメキがなくなり、イキイキとせず、女性ホルモンも出にくくなるなどの弊害も…。
要は、体全体がかたまることにより、心身ともに、老いていくことになるのだ。
女性として、豊かでしなやかな人間でいたい。素敵な女性でいたい。そう思うのは当然のこと。人間は時間の経過に身を任せていると、自然と老い方向へ向かっていきます。そう、硬くなってくるのです。
だから、心、考え方、そして体に、柔軟性をもたらせてくれるヨガのポーズを足してみよう。体に柔軟性を取り戻し、呼吸をして心を穏やかにして、忙しくなった頭の中を整理してくれ、静かにしてくれる瞑想といったものは、まさにアンチエイジングには欠かせないのです。
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橋村伸也
はしむらのぶや。「YOLO」「Yogini」編集長。ヨガ指導者養成講座修了や、アタッチメント心理学講座等修了。本誌創刊から企画し、編集に携わるまさにMr.Yogini。10代より自然環境問題に興味を持ち、現在も食や環境、自然、宇宙、森羅万象、禅マインドを愛す。
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