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つらーい花粉症は精油で対策しよう!

今、日本人の4人に1人は花粉症だと言われています。鼻水や目のかゆみなど、花粉症による症状はいろいろありますが、息苦しさもその一つ。時として、日常生活に支障をきたしてしまう症状でもあるため、対策は入念に行いたいですよね。

ここでは、花粉による息苦しさを緩和する精油の取り入れ方、精油の種類、使い方の注意点などについてをお伝えしていきます。

花粉症の息苦しさを緩和する方法とは?

花粉症による息苦しさの緩和にひと役買ってくれるのは精油。花や種子、根などから抽出蒸留されており、エッセンシャルオイルとも呼ばれています。香りを楽しむだけにとどまらず、植物による効果効能も期待でき、アロマセラピーやフィトセラピー(植物療法)など、医療の現場で用いられているほどです。

精油よりアロマというワードのほうが親しみがあるかもしれませんが、この二つは厳密に言うと異なるんです。

■精油は天然成分100%

植物に含まれるごくわずかな芳香成分を抽出した、天然成分100%のオイルのことを指します。一滴の精油を蒸留するために、ひと株以上の植物を必要とすることは珍しくないと言われているくらい。ゆえに、植物のパワーが恐縮されており、その効果効能を活かした取り入れ方ができます。

■アロマは合成香料

一方アロマは、香りは精油に似ていると感じるかもしれませんが、成分がまったく異なります。さまざまな成分を配合して、香りを楽しむために作られています。そのため精油のように、植物の効果効能を得ることはできませんし、肌に塗布することも避けたほうがいいです。

精油によるセラピー効果で花粉による息苦しさを緩和

精油は意外と身近なところでも使われており、その一つが、マッサージ店などで受けられるアロマセラピーです。アロマセラピーというネーミングではありますが、アロマを用いているわけではなく、精油による芳香成分を取り入れ、植物が持つ力で心身ともに健康へと導いてくれる施術法です。

例えば、アロマセラピーは自律神経を整えるのに有効的と言われています。その理由は、鼻から体内に吸収された精油の芳香成分が、自律神経やホルモンバランスを司っている器官、視床下部に届くからです。精油の芳香成分はそれくらい強いエネルギーを持っています。

さらに、鼻やノドにもアプローチしてくれます。花粉症による鼻づまりや鼻水の症状は、息苦しさを引き起こしている要因の一つだと考えられるので、精油を取り入れることで緩和につながります。

花粉症の息苦しさに有効的な3つの精油

精油となっている植物一つひとつには、それぞれ香りの特徴があり、力を発揮する分野も異なります。そこで、花粉症による息苦しさに有効的な精油を紹介します。

1.ペパーミント

葉や茎、花のつぼみから蒸気蒸留されているペパーミントは、気分転換にぴったりな清涼感ある香りが特徴。その香りを吸い込むことで鼻がすっきりしてきます。また、抗菌、抗真菌、抗感染症の働きもあるため、殺菌対策として取り入れるのもおすすめです。

2.ティートリー

ウッディ系の香りが印象的なティートリーは、抗ウイルス性の働きが高い精油です。呼吸器感染やノドの痛みにアプローチしてくれるため、花粉症の症状緩和にもつながります。やけどや傷の回復を促してくれる役割もあり、消毒液のような取り入れ方もできます。

3.ユーカリ

オーストラリアの先住民は、傷の殺菌をするためにユーカリの葉を用いていたという話があるくらい、抗ウイルス、抗菌などの働きがあります。ティートリーと同様、呼吸器感染への有効性、さらには免疫を整える作用も期待できる、優秀な精油です。

花粉症対策になる精油の取り入れ方

花粉症による息苦しさに有効的な精油がわかったところで、その取り入れ方を紹介します。特別な道具は使わず、ライフスタイルに組み込みやすいお手軽な方法です。

その1  手のひらに垂らして香りをかぐ

左手に精油を1滴垂らし、右手と合わせて回しながら手のひら全体に広げます。お椀の形を作るように両手を丸めて香りを楽しみます。息苦しさが気になった時にサクッとできる方法です。

その2 マグカップに垂らして吸入する

即席のディフューザーとしての取り入れ方です。マグカップにお湯を入れてから精油を1滴たらします。湯気と一緒に広がる香りを鼻から吸い込みましょう。

その3 加湿器などに精油を加える

加湿器や空気清浄機などに精油を加えるのもおすすめです。空間全体に香りが広がって森林浴ならぬ、芳香浴ができます。手持ちの加湿器、空気清浄機が精油を入れても問題ないか、確かめてから行いましょう。

その4 ノド、デコルテに塗布する

肌に塗布する際は、ホホバオイルなどのキャリアオイル(植物油)で希釈してから行います。精油の濃度が全体の1%になるように希釈し、ノド、デコルテあたりに塗布することで、すーっとして呼吸がしやすくなります。全身のマッサージオイルとしても使えます。

その5 マスクに吹きかける

マスクを付ける前に、精油入りのマスクスプレーを吹きかけるのも効果的です。その場合は、肌に当たらない外側に吹きかけてください。不織布マスク独特のニオイの緩和にもひと役買ってくれます。

精油を安全に使うために必要なこと

精油は植物のパワーが詰まっているため、エネルギーが強いです。そのため何かしのら症状が出る場合もありますので、以下の注意点を考慮しながら取り入れてください。

■肌に直接塗らない

精油をそのまま肌に塗布すると、赤くなったり、ヒリヒリするなどの症状が現れる場合があります。直接肌に塗ることは避け、必ずキャリアオイルと希釈し、精油の濃度は全体の10%になるようにしましょう。あらかじめスキンテストをしてから取り入れるのもおすすめです。

■精油は暗くて冷たいところで保管

薬品と同じように徐々に酸化していきます。太陽の陽が当たらず、温度の変化が起きにくい場所で保管してください。キャッチをきちんと閉めることも忘れずに。

■使用期限は守る

精油は、使用期限が設定されています。その期限内に使い切ってください。

また、グレープフルーツやレモン、オレンジといった柑橘系の精油は、塗布後3~4日以内に直射日光や紫外線に当たると、シミができることがあります。その他、精油によって特性がありますので、パッケージに記載されている内容には必ず目を通してくださいね。

これらの注意点は守っていても、精油を使ったことで何かしらの反応が出た場合は使用を中止してください。そして、持病がある場合や気になることがある場合は専門家に相談しましょう。

精油で花粉症による息苦しさを緩和しよう

植物のエネルギーが詰まっている精油は、使い方を守って取り入れることでとても心強い存在になります。

花粉症による息苦しさの緩和をはじめ、花粉が飛散するシーズンを少しでも快適に過ごすためにも、精油による対策をぜひ、試してみてください。

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YOLO 編集部

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フィットネス、スポーツ、ヘルスケア、食、旅などをテーマに、毎日を楽しく前向きに生きるためのコンテンツをお届けします。

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