辛い食材を食べて脂肪燃焼?都市伝説のホントorウソを見破ろう!
YOLO 編集部
- 2024年07月16日
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辛い食材に直接的な体脂肪燃焼効果はない
辛いものを食べると脂肪を燃やせるということで、ダイエットのために辛いものをたくさん食べるという人が多いようです。おそらく、辛いものを食べると体が熱くなり、汗をかいたりするためでしょう。もちろん、体が熱くなるということは、食事をするときに使われるエネルギー量が増えているという証拠です。しかし、そこで消費されるカロリーは微々たるもので、直接的なダイエット効果が見込まれるほどではありません。
痩せるにはコップ1杯分の唐辛子が必要?
しかし、辛いものの間接的な脂肪燃焼効果は医学的にも証明されています。人間の体では、運動すると最初に糖がエネルギーとして使われ、その次に脂肪がエネルギーとして使われます。そのため、体脂肪を減らそうとしても糖だけが消費されて脂肪まで消費されるまでには至らないことが多いのです。しかし、アドレナリンが分泌されると脂肪分解酵素リパーゼという物質が活性化され、早い段階から脂肪が燃焼されて、結果的に体脂肪が蓄積されにくくなります。
カプサイシンがアドレナリン分泌を促進
このアドレナリンというホルモンの分泌を促進させるのが、唐辛子に含まれるカプサイシンという成分です。カプサイシンを摂取すると、アドレナリンの分泌量が増加することがわかっていて、それによって脂肪の燃焼が促進されると考えられています。ただし、唐辛子だけでヤセるには、唐辛子を一度の食事でコップ1杯ぶんもとらなければならないといわれています。辛いものは食べすぎると食道や胃壁を荒らすため、ダイエットのためといって辛いものを食べすぎると健康を害する危険もあるので注意しましょう。
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TEXT:楠田圭子
出典:RUNNING style.91「ランナーの新常識」/監修:篠原絵里佳(管理栄養士)
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