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四角友里のにっぽん“食”名山#23「ころぼっくるひゅって・サイフォンコーヒー」

アウトドアスタイル・クリエイターの四角友里さんが、山やふもとの町を旅するなかで出合った「食」にまつわるエピソードを綴る連載『にっぽん食名山』。今回は、霧ヶ峰に佇む人気スポット、ころぼっくるひゅってのコーヒーを紹介します。

霧ヶ峰の伏流水を草原の特等席で

▲山の空気を味わえるテラス席で。「あの景色のなかを歩きたい」という気持ちが芽生える美しい場所。

霧ヶ峰の草原に佇む「ころぼっくるひゅって」は、先代のご主人が昭和31年に創立。新婚だった奥さまと「こんなところで暮らせたら」と建てた小さな小屋が始まり。とてもロマンチックですが、まだビーナスラインの道路も通っていない時代。山のなかへ物資を背負って何㎞も運んでいたそうです。

そんな先代が惚れ込んだ絶景を味わいながらいただけるサイフォンコーヒーは人気メニューのひとつ。霧ヶ峰の伏流水を汲み上げ、淹れられています。

ころぼっくるひゅっての雰囲気に似合うサイフォン式ですが、じつは“こぼしにくい”が採用の理由だったのだとか。たしかに、お客さまにも自分でコーヒーを運んでもらいやすい! ──それは、貴重な山の水を大切にした山小屋ならではのメニューともいえます。もちろん味も格別。柔らかくすっきりとした味わいで、心地よい香りの余韻が続き、高原でコーヒーを飲むひとときとはこんなにも豊かなのだと実感させてくれます。

おなじく霧ヶ峰の水で作られた「太養パン」を使った「厚切りバタートースト」のメニューについても綴りたいところですが、それはまたの機会に!

これまでの連載はこちらから

 

▲ニッコウキスゲや山小屋のロゴが描かれたカップ&ソーサーやマグカップはお土産に購入も可能。自宅でも山想う時間がすごせます。

四角友里さん

「山スカート」を日本に広めた女子登山ブームの火付け役。講演や執筆、山ウエア・ギアの企画開発に携わる。日本全国の山を旅しながら、土地の食や文化を味わうのがライフワーク。
Instagram:@yuri_yosumi

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ランドネ 編集部

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自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

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