二つの性欲とうまくつき合う!セックスと骨盤の関係
YOLO 編集部
- 2019年04月12日
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これって異常?いつもより性欲が増す!
生理前になると、何だかムラムラ。性欲が増す気がする…。彼を誘惑したくなる!なんてこと、ありませんか?
「こんなことを思うなんて、私って異常かも…」と悩んでいるなら、それは大きな間違いです。実は女性にとって、性欲を感じることは必要なこと。女性ホルモンや生殖のメカニズムに深い関係があるのです。
女性は月に2回性欲が高まる時期がある
一般的に、“いつだって準備OK”という男子諸君に対し、女性は1カ月の間に2回性欲を感じる時期があります。いわゆる「種の保存」のための性欲と、「生理準備のための性欲」です。
生理が終わり、しばらくすると排卵が起こりますが、この時期に感じる性欲が「種の保存」のため。生物として、また生殖器がその役割を果たすために、ヒトとしてプログラミングされている欲求です。
これは、妊娠に備えるためにある、女性特有のホルモン「エストロゲン」が増えることにあります。
エストロゲンは、子宮や膣、乳房などに働きかけ、妊娠しやすい体を作るホルモン。髪や肌のうるおいを保つ働きがあるため、「美人ホルモン」とも呼ばれています。女性特有の丸みを帯びたボディラインは、エストロゲンの働きのおかげ。その他にも、骨密度の維持、コレステロール値の調整などさまざまな働きで、女性の体を守ってくれています。
エストロゲンは性欲をアップさせると言われているため、エストロゲンが増える排卵日前後はムラムラしてしまうのです。
生理前の性欲は骨盤からのサイン
一方、生理前に強い性欲を感じる人も人も少なくありません。
生理前に性欲が高まるのは、実は骨盤からのサイン。生理に向かって骨盤を緩めるために、ダイレクトな刺激を求める性欲なのです。
骨盤は生理の周期に合わせて緩んだり引き締まったりと常に動いていて、生理時に最も緩まります。骨盤が緊張していると生理がツラくなってしまうので、体が「そろそろ骨盤を緩めましょう」と教えてくれているのです。
セックスでオーガズムに達すると、一度ギュッと骨盤が締まり、その反動でフーッと大きく緩みます。骨盤はこの動きを求めているワケです。
つまり、生理前に性欲がアップするのは、骨盤がきちんと動けていないということを教えてくれているから。日々ストレスを感じていたり、忙しくて心身ともに疲れている、運動不足などが続くと、それが原因で骨盤がギュウギュウに。生理痛や生理不順の原因にもなるので、要注意です。
逆に言うと、きちんと動ける骨盤になっていたら「生理前だからセックスしたい!」という強い要求は少なくなるのです。
性欲と仲良くつき合うといいことだらけ!
欲求のモトを知っておけば、パートナーとのスキンシップもうまくいきそう。
生理のタイミングをパートナーが知っているカップルは少なくありませんが、性欲の高まる時期までは知らないのでは?直接伝えづらくてもほんのり匂わせておけば、欲求不満でケンカ!なんていうことも減りそうです。そして、パートナー以外との「一夜限りのマチガイ」対策にもなるかも…。
性欲があることを恥ずかしがる人もいますが、性欲は女性としてあって当然のモノ。“その時期”を知っておくことで、いいことだらけです。性欲とうまくつき合って、いい女を目指していきましょう。
ライター:佐倉光
出典:『いますぐはじめる子宮活』
監修:奥谷まゆみ/「からだクリエイトきらくかん」主宰。のべ2万人の体を観察し、施術するよりも、体を動かしたり、使い方を変えて不調を改善する独自のメソッド「からだレッスン」を考案。直接指導のほか、全国各地で講演やワークショップを行っている。著書多数。
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