【思い出を彩る山ごはん】水分補給しながら体を温められる豚肉ときのこのスープ
ランドネ 編集部
- 2017年11月28日
すっかり山は冬の装い。あったかいごはんがしみる季節になりましたね。山の上ではなおのことで、水分補給しながら体を温められるスープは、お昼の鉄板メニューです。
今回、料理上手の藤吉優子さんと訪れた南高尾の草戸山は、東京都町田市の最高峰、標高364mの小さな山。平日にもかかわらず、出発地の高尾山口駅はにぎわっていましたが、草戸山へ向かう人は私たちだけ。晴天で、車道を歩き始め樹林帯を歩いているうちは、防寒着を着ていると汗ばんでしまうほどでした。
1時間ほど歩くと頂上に到着! 見晴らしがよくて気持ちのいい場所なのですが、冷たい風に体温を奪われ、あっという間に冷えてしまいました。
そこで、藤吉さんが取り出してくれたのは、旬のきのこを使った「豚肉ときのこのスープストック」。「え、朝から作ってきてくださったんですか?」と聞くと、「ううん、昨日よ。冷蔵で約4日、冷凍で約1カ月もつから、時間のあるときに作っておくと便利だよ」とのこと。水で煮込むだけできのこの旨みがたっぷり出ておいしくなるし、15分もあれば充分作れるよ、とのことなのでレシピを教えてもらいました!
豚肉ときのこのスープストック
【材料】(約6杯分)
豚肉こま切れ…300g
シイタケ…6枚
エノキ…450g(2袋程度)
サラダ油…適量
A
・水…6カップ
・塩…小さじ1弱
・コショウ…適宜
【作り方】
1.豚肉を食べやすい大きさに切る。シイタケは石突きを切り落とし薄切りに、エノキは石突きを切り落としてほぐす。
2.鍋にサラダ油を入れて中火で熱し、豚肉を炒める。肉の色が変わったらシイタケ、エノキ、Aを加える。煮立ったらアクをとり、弱火で10分ほど煮る。
山では、旬の食材ホウレン草と、体を温めるショウガを足していただきます!
【材料】(2人分)
豚肉ときのこのスープストック
・具…約150g
・スープ…約350ml
ホウレン草…1/4束
ショウガ…適量
しょう油…小さじ1
塩、粗びきコショウ…適宜
【作り方】
1.ホウレン草を3cm幅に切る。
2.鍋にスープストックを入れて煮立ったら、ホウレン草、ショウガを加えてさっと煮る。しょう油、塩、粗びきコショウで味を調える。
ストックしておくと、自宅でもアレンジしやすいそう。なかでも、簡単に本格的な味に仕上がる酸辣湯のレシピを教えてもらいました。
【材料】(2人分)
豚肉ときのこのスープストック
・具…約150g
・スープ…約500ml
豆腐(絹)…1/2丁
卵…1個
A
・酢…大さじ2と1/2
・しょう油…大さじ1と1/2
・砂糖…小さじ1
・塩…少々
片栗粉…大さじ1/2
粗びきコショウ…適宜
ラー油…適宜
【作り方】
1.豆腐は拍子木切りにする。卵を溶きほぐし、片栗粉を水(大さじ1)で溶く。
2.鍋にスープストックとAを入れて中火にかける。煮立ったら豆腐を加えてさっと煮る。
3.弱火にして水溶き片栗粉を回し入れる。煮立ってとろみがついたら、溶き卵を回し入れ、ふわっと浮いたら火を止めひと混ぜする。器に盛り、粗びきコショウ、ラー油をかけたらできあがり!
ニンジンやきくらげ、茹でタケノコや、冷蔵庫に残っている野菜を追加してもボリュームたっぷりでおいしい! 辛いのが好きなら、豆板醤を少し足すのもおすすめです。
お腹がぺこぺこなら、中華麺を入れて、酸辣湯麺にするのもGOOD! ちなみにこの撮影に毎回同行してくれている食欲旺盛な男性カメラマン後藤さんにも「毎度おいしいけれど、男性ウケはこれが一番かも」とのお言葉いただきました(笑)。これからの寒い時期に、ぜひ試してあったまってくださいね。
(出典:『Share the Mountain』、山ごはん監修:藤吉優子、撮影:後藤武久、文:ランドネ編集部)
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自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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