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日向涼子のやっぱり坂が好き。八重岳(沖縄県)|ロードバイクヒルクライムナビ

モデルでヒルクライマーの日向涼子さんが、全国各地の坂道に挑戦。今回訪れたのは、「沖縄県・八重岳(やえだけ)」。気になる立ち寄りグルメスポットとともに案内する。

「日向涼子のやっぱり坂が好き」
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沖縄県・八重岳(やえだけ)

沖縄といえば、海だ! ビーチだ! マリンスポーツだ!!
というのが通常の発想でしょう。でも、きっとあなたは沖縄に行っても山を見つめ、「あそこの山は自転車で行けるのかな。ああ、坂でハアハアしたい……!」と思ってしまうような一般的には理解してもらいにくい人種に違いありません。
安心してください。個性豊かなあなたのために、今回もいい坂を見つけてきました。亜熱帯地域ならではの雰囲気を醸し出す沖縄は、山もいいですよ。

訪れたのは沖縄本島北部に位置する八重岳。沖縄本島では与那覇岳に次ぐ標高第2位で、舗装されているルートでは県内最高峰の坂になります。
日本でもっとも早く桜が開花することでも知られていて、“ひとあしお咲きに”をキャッチフレーズに、例年1月下旬から日本一早咲きの桜まつりが開催されます。
「冬は寒くてインドアトレーニングになりがち」という方は、坂も花見も楽しめる冬もオススメ。
コースは県道84号で「八重岳」の看板を曲がったところからスタート。道に入ってしばらくは植物園に行かないと見られないような珍しい木々が生い茂り、足を止めて写真を撮りまくり。“やんばる”ってこういうことをいうのかあ。序盤からワクワクが止まらず、わざわざ沖縄の坂を訪れた甲斐があるというものです。さらに走り進めると道の舗装がよくなり、南国らしい木々は琉球寒緋桜に変わります。(八重岳だけに八重桜だと思っていたのはここだけの話)。
桜のトンネルを自転車で駆け抜けるって、想像するだけで鼻息が荒くなります。でも、その興奮は桜のせいか、坂のせいか……?
八重岳の標高は450m強ですが、スタートして1kmを過ぎたあたりから勾配がキツイ! ゴールまで8〜10%くらいの坂が続きます。ダンシングする場面が多く足がパンパンになります。
でも、つらいからと地面ばかり見ていてはもったいない。中盤以降は見晴らしがよくなるので、顔を上げてがんばって。勾配を忘れてしまう絶景が待ってます。

沖縄県の中部エリアの本部半島、その中央に位置する八重岳。県道84号から登坂区間がスタートする。

スタート地点から7㎞ほどのところに世界遺産にも登録された今帰仁城跡がある。

序盤の早い段階から、ダンシングしなくてはならないほどの急勾配が続く。

緋紅色の花が咲く琉球寒緋桜の並木道。沖縄で桜というとカンヒザクラを指す。

3㎞地点で200mほどのダウンヒル。気持ちよく風を感じて脚をリフレッシュ!

上るにつれて沖縄本島北部ならではの景色が広がり、わざわざ訪れる価値のある場所だと思わせる。

八重岳ヒルクライムは距離は短めながら平均勾配は8%超え。やんばるらしい険しい坂が続く。

右手に電波塔が見えたところがゴールになる。桜の季節以外は交通量が少ないので最後は気持ちよく駆け上がろう。

ゴール付近にある休憩所も琉球建築。こんな建造物にも文化や歴史が感じられる。

沖縄県・八重岳のヒルクライムデータ

距離

5.1km

標高差

444m

平均勾配

8.6%

スタート地点

7m

ゴール地点

451m

コース概要

沖縄県のおすすめヒルクライムコース情報はコチラから。
沖縄県のおすすめヒルクライムコース

八重岳のおすすめスポット

アセロラドリンクと果実も!

山里にある店ながら、平日でも行列ができる人気店。芸能人もたびたび訪れているそう。カップからはみ出るほどのアセローラフローズンはお店の一番人気。ドリンクだけでなく、果実そのままでも販売している。アセロラは果実の中でダントツのビタミンC含有量を誇り、美肌効果も期待!

アセローラフレッシュ

沖縄県国頭郡本部町並里52-2
TEL.0980-47-2505

こだわりの手作り黒パン

全粒粉のパンがあまり知られていない1970年代に病院食のために全粒粉・植物性の「黒パン」を提供したのがはじまりだそう。今は小麦の自然栽培や八重岳に自生するシークヮーサーを使った野生種酵母の育成など、新たな価値を提供している山の上のパン屋さん。

八重岳ベーカリー

沖縄県国頭郡本部町字伊豆味1254
TEL.0980-47-5642

今回のロードバイク&コーディネート

優美なデザインを兼ね備えたピュアレーシングバイク

ツール3連覇を成しとげたドグマF10の技術を継承したピュアレーシングモデルです。踏み出しが軽く、クライミング性能も期待どおりでした。それでいて滑らかな乗り味が心地よく、ロングライドにもオススメ。コーナリングでの抜群の安定感は乗り手に走る喜びを与えてくれるでしょう。ディスクブレーキと統合された専用設計フレームは、エアロダイナミクス性能も向上し、その機能美が所有欲をくすぐります。

【ロードバイク】
ピナレロ・プリンスFXディスク

62万8000円(アルテグラディスク完成車/税抜)2019モデル

【ウエア】
ドットアウト

タッチWジャージ 1万3100円(税抜)
コスモ・Wビブショーツ 1万600円(税抜)

海だけじゃないんです!

 

「日向涼子のやっぱり坂が好き」の記事はコチラから。

「日向涼子のやっぱり坂が好き」
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※スポット情報、バイクやウエアの価格などは2019年8月(掲載時)の情報です。

出典

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BiCYCLE CLUB 編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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