日向涼子のやっぱり坂が好き。風張峠＆風張林道（東京都）｜ロードバイクヒルクライムナビ

2021年12月13日

モデルでヒルクライマーの日向涼子さんが、全国各地の坂道に挑戦。今回訪れたのは、「東京都・風張峠＆風張林道（かざはりとうげ＆かざはりりんどう）」。気になる立ち寄りグルメスポットとともに案内する。

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「日向涼子のやっぱり坂が好き」
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東京都・風張林道（かざはりりんどう）

ヒルクライムレースなど、目標に向けてトレーニング！　しっかり上れる坂に行きたい……。いい場所がありました。しかも東京に！　今回は奥多摩にある東京でいちばん高いところにある風張峠へヒルクライムです。

檜原街道から奥多摩周遊道路に入り、標高1146mの風張峠まで上るルートは、私も以前に何度か走ったことがあるほど、東京に住んでいればメジャーなルートですね。

もちろん、今回もこのスタンダードなルートは走りました。でも、この記事を今まさに読んでいる皆さんには、これから紹介する風張峠の裏のルートもオススメします。先に話しておくと、走って後悔しても責任は取りませんよ！

勾配が比較的ゆるくて長い奥多摩周遊道路とは対照的に、とにかく激坂。え～と、ダンシングしばりになっちゃうほどのスーパー激坂です。某実業団選手たちに「激坂すぎてトレーニングにならない」と言わしめた坂とは!?
勾配がキツすぎると足が回らなくて、根性トレーニングになってしまいますよね。でも、毎年レースが近づくとプレッシャーから体調を崩してしまう私には、ちょうどいいメンタル強化にもなったかな。あ～血の味がするほどキツかった……。それでは、走った皆さんの感想をお待ちしています！

檜原村役場前の「橘橋」交差点を右折。「藤原」方面へと約10km山の奥へと進んだ場所から、檜原林道へのアプローチが始まります。序盤は意外なほどゆるやかですが……。

藤倉地区の入り口から2kmほど進んだポイントに現れる180度Uターン。ここから強烈な激坂の始まりはじまり～。

中腹にある「檜原きのこセンター」までも、泣きが入るほどの急坂。でも、まだ中間地点。ここから、風張林道へと突入して、グングン標高を稼いでいきます。終盤には絶景も広がります！

「やっぱり坂が好き」の連載史上もっともハードな坂だった。走っている間は、なんでこんな山奥で苦しい思いをしているのかと思うんだけど、やっぱり坂が大好き！

東京都・風張林道のヒルクライムデータ

距離

6.5km

標高差

662m

平均勾配

9.5%（後半4.3㎞・11.6%）

スタート地点

484m

ゴール地点

1146m

ハードさ　★★★★★

景色　★★★★★

アクセス　★★★☆☆

路面状況　★☆☆☆☆

クルマの少なさ　★★★★★

東京都・風張峠（かざはりとうげ）

風張峠への玄関口はJR武蔵五日市駅。輪行で気軽に日帰りライドを満喫できますよ。駅前にアウトドアアクティビティの拠点「東京裏山ベース」も！

檜原街道の「上川乗交差点」を起点にすると、信号ストップもなく走りやすいです。檜原街道から「奥多摩周遊道路」へと入ると、路面もキレイなワインディングが続きます。

途中には、このルートの代名詞でもある「都民の森」があり、ひと休みを入れるものありです。

東京都最高地点は標高1146mの風張峠です。風張林道と合わせて2本上りきった達成感（疲労感？）がにじみ出てませんか!?

東京都・風張峠のヒルクライムデータ

距離

15.1km

標高差

741m

平均勾配

4.9%

スタート地点

405m

ゴール地点

1146m

ハードさ　★★★☆☆

景色　★★★☆☆

アクセス　★★★☆☆

路面状況　★★★☆☆

クルマの少なさ　★★★☆☆

コース概要

風張峠＆風張林道のおすすめスポット

檜原村の中心で味わえる本格コーヒー

檜原村役場の中にあるカフェ。東京ヒルクライムの写真が飾られるなど、サイクリスト歓迎ムード。交換チューブを置いて、「無料で使っていいから、次回来た時に新しいチューブを置いてね」というホッコリとしたサービスも。銀座でカフェを経営していたというオーナーの本格コーヒーは絶品です。

カフェせせらぎ

東京都西多摩郡檜原村467-1

補給地点にピッタリのパン屋さん

どこか懐かしさを感じさせる「森のプー」さん。サイクリストに定番のあんぱんや、檜原村で収穫されたジャガイモで作られたカレーパンなど、さまざまな種類のパンがあって、どれにしようか迷っちゃう！　とても親切な奥様が、サイクリスト向きの檜原村オススメスポットを教えてくださいますよ。

森の風゜

東京都西多摩郡檜原村18

今回のロードバイク＆コーディネート

ヘルメットとアイウエアの差し色を楽しむ

デマルキは高品質なウエアが男女ともに人気で、機能性を高めたパッドなどファンも多いです。今回は、パープルカラーのシックなウエアをチョイス。ヘルメットとアイウエアは派手めのモデルを選んでトータルコーディネートしました。カレラ・730は、上りでもある程度の速度域であれば、背中をグイグイ押されているような推進力を得られます。カッチリした剛性感も踏み込んで気持ちがいいです。ヒルクライムレースで上を目指したい人にオススメですね。