日向涼子のやっぱり坂が好き。八幡平アスピーテライン(岩手県)|ロードバイクヒルクライムナビ
- 2022年01月23日
モデルでヒルクライマーの日向涼子さんが、全国各地の坂道に挑戦。今回訪れたのは、「岩手県・八幡平アスピーテライン(はちまんたいあすぴーてらいん)」。気になる立ち寄りグルメスポットとともに案内する。
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岩手県・八幡平アスピーテライン(はちまんたいあすぴーてらいん)
全国的に真夏の陽気が続き、北国の山々も雪解けが一気に進んでいる様子。そこで、今月は、ちょっと東北へと足を伸ばしました。
岩手県の八幡平にある本格的な山岳道路「八幡平アスピーテライン」。八幡平といえば、全日本選手権の開催地としてしてもなじみがあります。東北の屋台骨である奥羽山脈に位置し、岩手県と秋田県にまたがる標高1613mの八幡平。県境をピークに、全長30kmに及ぶ山岳ワインディングロードは、雄大な日本の絶景が広がる一度は走ってみたい坂道の一つ。
岩手側のアスピーテラインの登り口から、山頂の八幡平レストハウスまでは20kmの登坂です。平坦な山容が特徴の八幡平は、坂道の勾配もビギナーから楽しめるレベルで、中盤からは開けた景色を楽しめます。終盤に現れる観光スポットのひとつ「源太岩」コーナーも要チェック! 岩手県のシンボルでもある標高2038mの岩手山を望みながらのヒルクライムを満喫できます。ちなみに、アスピーテラインとは、緩やかな山容を示す火山の種類である楯状火山(アスピーテ)が由来だそうです。
北海道にも似た雄大さと、爽快感を味わえる東北を代表する坂道。この夏、関東からも小旅行を兼ねて、ちょっと遠征してみてはいかがでしょうか。贅沢なヒルクライムが待っています!
東北新幹線の停車する「盛岡」駅から、アスピーテラインの最寄駅「松尾八幡平」駅までは、JR花輪線で50分。そして、アスピーテラインの上り口までは約10kmです。アスピーテラインの登り口にある「松尾八幡平ビジターセンター」からスタート! 広々として施設には物産店やトイレ、駐車場があります。
県道23号(アスピーテライン)を山頂の見返り峠まで上り続ける。視界の開けた景観が続く美しいルートです。
前方に岩手山を望み、手前には湿原や八幡平アスピーテラインの九十九折りが広がる。
迫力満点のスノーシェルターを何度も通過する。陽が射し込むので比較的明るいなかを走れる。
次々に現れるアスピーテラインのコーナー。終盤にかけて勾配が緩くなるので、中盤はそこそこの走りごたえのある区間が続きます。
上りはじめから12.3km地点にある「源太岩」コーナー。標高1255mの源太岩展望台からは、秀麗な岩手山やブナの樹海を見わたすことができます。
ゴール地点の県境に立って記念撮影!
十和田八幡平国立公園の一部に指定されている八幡平。アスピーテラインのピークは標高1541m。展望台やレストハウスがある。
八幡平の山頂へは、今回走った八幡平アスピーテライン以外にも、八幡平樹海ラインからもアプローチできる。そして、東北地方ならではの自然豊かで広大なエリアは、坂道はもちろんのこと、ロングライドにもオススメです!
岩手県・八幡平アスピーテラインのヒルクライムデータ
距離
19.1km
標高差
1083m
平均勾配
5.7%
スタート地点
458m
ゴール地点
1541m
コース概要
八幡平アスピーテラインのおすすめスポット
道の駅にしねの看板メニュー
東北自動車道の西根ICを降りてすぐの国道282号線沿いにある「道の駅にしね」。八幡平へのアプローチもよく拠点に便利。そして、ここでいただける名物が、八幡平特産のほうれん草を使った「ほうれん草カレー」。香辛料がきいた本格的な味を楽しめる。見た目とのギャップにびっくりです!
こちらは、ほうれん草ソフト! カレーとのセットは最高のマリアージュです!
道の駅にしね 和風レストラン
岩手県八幡平市大更2-154-36
TEL.0195-75-0070
山頂でいただく源太カレー
山頂の八幡平レストハウスで一番人気の源太カレー。源太は八幡平に広がる景勝地「源太森」に由来しています。道の駅にしねの「ほうれん草カレー」と合わせて八幡平のカレーを制覇!?
八幡平山頂レストハウス
岩手県八幡平市八幡平山頂
TEL.0195-78-3500
今回のロードバイク&コーディネート
軽さと剛性を両立させたヒルクライムにぴったりのモデル
自転車大国ベルギー生まれのトンプソン。2017モデルのマエストロは、軽さと剛性を両立させたヒルクライムにぴったりのモデルです。今回いっしょに走った「マエストロ105」はコンポにシマノ105を装備した完成車。カーボンモデルではカラーオーダーによってオリジナル塗装を楽しめます! 合わせるウエアは日本発の機能性サイクルウエアとして人気を高めているレリック。生地の仕入れから、工場での製造工程に至るまで一貫管理するこだわりを持ち、高品質のウエアをプロデュースしています。今回は、トレンドでもある華やかなペイズリー柄のモデルをチョイスしました。
【ロードバイク】
トンプソン・マエストロ
33万5000円(シマノ・105完成車/税抜)2017モデル
【ウエア】
レリック
シェダー長袖ジャージ 1万4580円(税込)
カリーナUVビブタイツ 1万5660円(税込)
ダイモスレーシングフィットフルフィンガーグローブ 4860円(税込)
2県の絶景をひとり占め!
「日向涼子のやっぱり坂が好き」の記事はコチラから。
※スポット情報、バイクやウエアの価格などは2017年6月(掲載時)の情報です。
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