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レンコンで、花粉症を軽減できるってホント?

2019/03/28

花粉症の季節になると、鼻水が絶え間なく出て辛い、夜も鼻水で眠れない…。そんなツライ状態で、少しずつ元気がなくなっていく人を多く見かけます。その切実な辛さから、薬を服用を避けられない人もいますが、「薬を飲むと体がダルい。できるだけ薬を飲まずに症状を軽くしたい」という声もたくさん聞こえてきます。

そこで最近よく耳にするのが「花粉症にレンコンが効く」というウワサ。レンコンであの辛い花粉症の症状が本当に改善されるの?その真実に迫ります!

レンコンの実力は本物! 花粉症治療法も研究・開発

「花粉症にレンコンが効く」の真偽やいかに?

答えは「効く!」が正解。花粉症の症状緩和や軽減に、レンコンが効くのは間違いではありません。

レンコンは漢方では生薬として使われており、肺を潤す他、胃腸の働きをよくして食欲を増進ししたり、気持ちの安定、肌の肌の再生促進に働くとされています。レンコン入りのお粥は中国古代の薬膳粥で、長く食べ続ければ健康で長生きできると言われているほど。体験に基づく効果が受け継がれています。

さらに、近年では農林水産省が参加したレンコンを活用した花粉症治療の開発、埼玉医科大学・和合治久教授の研究によって、「乳酸菌レンコン」という花粉症改善に役立つ画期的な食品も開発されているほど。レンコンによる花粉症の軽減、改善作用は間違いなく本物!ツライ症状に悩まされているなら、活用しない手はありません。

レンコンのネバネバ成分が花粉症に対抗

花粉症は、体内に入ってきた花粉を敵とみなし、体内のIgE抗体が過剰に反応、ヒスタミンなどの炎症物質を分泌させ、鼻水やかゆみなどを起こすことで発症します。つまり、本来は無害の花粉に対する過剰な防御反応によって分泌される炎症物質が原因です。

レンコンに含まれるネバネバ成分のムチン、ピリフェノールの一種であるタンニンには、体内のIgE抗体の働きを抑える作用があり、それが炎症物質の分泌を抑制、花粉症の症状軽減につながるのです。

特にムチンはオクラや納豆、山芋などにも含まれていますが、含有量の多さはレンコンがダントツだと言われています。これが「花粉症にはレンコンが効く」と言われる理由なのです。

一日40g程度のレンコンで効果あり!

花粉症を和らげるには「1日40g程度のレンコンを2週間以上食べ続けるとよい」と言われています。レンコンのキンピラや酢漬けなどの常備菜にして、こまめに食べるのもオススメですが、すりおろして使うことで、ネバネバ成分を効率よく取り入れることができます。

そこでオススメしたいのが、レンコンポタージュ。だし汁と皮ごとすりおろしたレンコンを弱火でゆっくり加熱し、豆乳を加えると、ムチンたっぷり!とろとろポタージュの完成です。仕上げに抗菌作用のあるオリーブオイルを少し加えれば、風味豊かに仕上がります。

【レンコンポタージュ】

材料(3食分)
レンコン…200g
だし汁…200ml
塩…小さじ1/2
無調製豆乳…200ml
オリーブオイル、黒コショウ…各適量

1.レンコンはよく洗って皮ごとすりおろす。節もよく洗い、汚れや傷みを除いてすりおろす。
2.鍋にだし汁、1を入れて弱火にかけ、混ぜながらとろみがつくまで煮る。塩を加え、豆乳を加えて軽く温める。
3.器に盛り、オリーブオイルを加え、コショウを振る。

だし汁は濃いめにしっかり煮出したものを使うのが、おいしく仕上げるポイント。豆乳が苦手なら使わなくてもOK。塩の量を少し減らして味を調整してください。抗菌作用のあるおろしショウガやニンニクを加えれば、少しエスニックな雰囲気のポタージュに仕上がります。

写真:藤村のぞみ
ライター:藤岡操(栄養士)

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