梅雨の時期の不眠やイライラなど気巡りの悪さを解消【kumakoの美容薬膳】

春から梅雨はエネルギーを巡らせる

急に気温が上がってきましたね。春〜梅雨時期かけては、気を巡らす（エネルギーを巡らす）ことが重要になってきます。

春はエネルギーを巡らすことが大切な季節。この時期に体内エネルギーの巡りが悪くなると、不眠、イライラ、怒り、精神が不安定になるなどの症状が出やすくなります。

そして梅雨は、湿気が気の巡りを滞りやすくさせます。それを防ぐためにも、エネルギーの巡りをよくする食材で、体とメンタルバランスをサポートしましょう。軽い運動も巡りをよくしてくれるのでオススメですよ。

オススメの食材は酸っぱいもの

エネルギーの巡り（気の巡り）をよくする食材は、柑橘系や酸っぱいものに多く、陳皮（みかんの皮を干したもの）、ゆず、すだち、グレープフルーツ、キンカン、レモンなど。

今回はレモンを余すところなく使います。

私はベランダでレモンの木を育てていて、毎年冬〜春にレモンが収穫できます。毎年10個前後できるレモン。毎日、お水をあげて育てたレモンが愛おしすぎて、いかにおいしく食べられるか、余すところなく使うか、レモンをいろいろなレシピに変身させ作っています。

今回は、皮をレモンピールに、実をレモンシロップにしていきます。

【今回使う食材の効能】

レモン（実）
●食欲不振に効く
●水分不足に効く
●美肌
●痰を取る
●体内の熱を取る

レモン（皮）
●気を巡らせる

レモンピール

【材料】
レモン・・・お好みの量で （なるべく無農薬のもの）
砂糖・・・レモンと同量弱

私は優しい甘さが好きなのできび糖を使っています。三温糖やきび糖は、上白糖よりも甘さが控えめなので、少し多めに加えても大丈夫です。

【作り方】
①レモンをよく洗い、ヘタを切り落とし、皮と実の間ギリギリのところで縦にむく。皮の裏の白い部分をこそぎ取る。

②鍋にたっぷりの水、レモンの皮を入れて加熱し、沸騰したら5分加熱し、水気を切る。この工程をあと2回（合計3回）繰り返す。

③3～5mmほどの太さに切り、重さを量る。この重さの7～8割ほどの砂糖を加え、中火で煮詰める。焦げないようかき混ぜながら、皮が透き通るまで火にかける。

④オーブンシートにレモンの皮だけを広げ乾燥させる。

⑤砂糖をまぶして全体を混ぜ合わせ、パラパラとなったら、くっつかないようにそのまま2～3時間置き、乾燥させ、完成！

レモンシロップ

【材料】
レモン・・・お好みの量で
砂糖・・・レモンと同量

【作り方】
①レモンをよく洗い、ヘタを切り落とし、皮と実の間ギリギリのところでむき、実だけを使う（レモンピールの時に残った実を使っています）。実を輪切りにする。

②煮沸消毒した瓶にレモンと砂糖を交互に入れる。一日ほど置くと、実からの水分でシロップ状になる。

③一日1回軽く振り、4日ほど置いて完成！

使い方は自在

レモンシロップは実も一緒に入れて、ソーダで割ってレモネードにしたり、アイスにかけたり、スムージーに入れたり…使い方は何でもありです。

レモンピールとレモンシロップを同時に作ると、余すことなく実も皮も味わえます。

保存が利くものに変身させることで、少しでも長くレモンを楽しめますよ！

ぜひ作ってみてくださいね！

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ライター＆レシピ
熊澤枝里子/kumako
レプロエンタテインメント所属。モデル／ピラティスティーチャー／美容薬膳家。18歳の時に雑誌『CanCam』の専属モデルとしてキャリアをスタートさせる。旅番組『旅サラダ』の旅サラダガールとしてレポーターや、CM、舞台など多数出演。モデル業の傍ら、ピラティスインストラクター資格（マシン／マット）と薬膳の資格「国際中医薬膳師」を取得。「よく寝て、よく食べ、よく動く」をモットーに「身体の中と外から健康的に美しく」を心がけている。