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ベジタリアン食は体にとってどう? 食事法について考えてみた

野菜だけ食べてるって偏食?

いろいろな食事法がある中でも、多くの人が実戦しているとも聞くベジタリアン食。肉や魚を控える食べ方は、キレイになれそうで興味があります。実際は、医学・栄養学視点から見ると、どうなのでしょうか?偏食になり、足りない栄養が出てしまう?

「ベジタリアン食」でよく言われるのは、体の原料であるタンパク質の不足。

タンパク質が不足すると、体は筋肉を溶かしてタンパク質を作り出します。虚弱になる上、筋肉量の現象により代謝が落ち、太りやすい体質になってしまいます。また、神経に作用し細胞分裂に必要な栄養素であるビタミン12も不足しがちになります。

そして、良質のタンパク質と言えば、やはり動物性食品(肉、魚、乳製品、卵)。ビタミン12は魚介類から取りやすい栄養素です。だから、栄養バランスからすると動物性食品を取ることは、とても効率的なのですが、いずれも乳製品や卵を取るベジタリアンなら問題ありません。

玄米を中心にするマクロビオティックは?

玄米(食物繊維が豊富で消化に時間がかかる)を積極的に取る「マクロビオティック」は、腸の長い日本人には合っています。でも、消化機能が未発達な子どもが食べると消化しきれないので、注意が必要。白米を混ぜたり。発芽玄米を用いるなどひと工夫必要です。味噌や醤油を多用するのも特徴ですが、発酵食品には体を作るアミノ酸が豊富なので、オススメです。

肉は効率いいエネルギー源

ところで、肉は体の中でどんな役割をしているのでしょうか?

肉は体に必要な全アミノ酸を含む上、食物繊維の多い野菜に比べると消化が早く、食べてすぐ活力となる効率の良いエネルギー源。活性酸素を生み出すというデメリットもありますが、抗酸化成分を多く含む、色のついた野菜と一緒に食べれば問題ありません。

また、赤身の肉や魚にはセロトニン(幸せホルモン)の原料となるトリプトファンと、それを脳内で合成するのに不可欠なビタミンB6が両方含まれています。そのため肉を抜くと、セロトニン不足でイライラする、疲れやすいなどの報告もあります。

バターや牛乳などの乳脂肪分は日本人は不足がち

乳製品に含まれている脂肪分は、人の活動に欠かせないエネルギー源。脂がないと脂肪は燃えず、肌も乾燥します。量を食べると太ってしまいますが、日本人は脂が不足しているので積極的に取りたい食品。

中でも、栄養価が高く腸内環境を整える牛乳(ヨーグルト、チーズも同様)は優れた健康食品。ただし、これは低脂肪や加工乳ではない自然なままの牛乳や、その加工品を選ぶこと。

また、日本人は牛乳を消化する酵素=ラクターゼが少なく、飲むとお腹を下しやすいという傾向もありますが、飲み続けるうちに慣れてきます。酵素は必要ないと分泌されなくなり、必要になると活性化するという性質を持つからです。
お腹を下しがちな人は、少しずつ体に慣らしていくことができるはずです。

 

出典:『Yogini』vol.27/「ヨギーニはどんな食事をすればいいの?」
ライター:幸雅子

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YOLO 編集部

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フィットネス、スポーツ、ヘルスケア、食、旅などをテーマに、毎日を楽しく前向きに生きるためのコンテンツをお届けします。

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