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「何だか不調」と感じる。いつの間にか食べている、体が苦手な成分

2018/08/02

何だか、不調が治まらない…

冷たい食べ物や飲み物をたくさん取っていることが理由で、不調が治まらないと自分で決めつけていませんか?もちろん、それも考えられるけれど、本当は、あなたの腸に悪影響を及ぼす成分の入った食物を食べているのかもしれません。

「食物不耐性」という言葉を聞いたことがありますか?これは、消化不良症状の一つで、食物を消化・吸収するための消化酵素が、ある成分に対して働かない体質のことを言います。アレルギーとは異なり、症状があまり重篤にならないので、気づかない人も多くいます。けれど、自分の体質に合わない食物成分が入ってくると下痢をしたり、頭痛が起こったりといった症状が出ます。

「日本人は牛乳が苦手な人が多い」という話をよく耳にすると思いますが、それも、食物不耐性の一つです。

ある食物を口にすると、病院へ行くほどでもないけれど、何だか不調が続く…というような場合は、食物不耐性の可能性を疑ってもいいかもしれません。

日本人の腸が合いにくい成分

日本人の多くが苦手としている成分は、主に四つあります。それはグルテン、カゼイン、レクチン、乳糖です。これらの4大成分はどんなものに入っていて、どんな症状を起こすのでしょうか。

【グルテン】
パン、パスタ、うどんなど、小麦や大麦などの穀物に含まれるタンパク質の一種。グルテンは消化されにくく、血糖値を急激に上げるため、体調不良の原因になりがち。最近は、世界的な広がりとしてグルテンフリーの食品も多く出回っているので、小麦や大麦成分の食事で不調が起こりやすい人は、これを試してみてもいいかもしれません。

【カゼイン】
牛乳に含まれる乳タンパク質の80%を占める、消化されにくい成分。小腸の悪玉菌の一種であるカンジダ菌のエサになり、頭痛、関節痛、胃炎の原因となります。最近はカゼインプロテインなどのサプリもあるので、牛乳が苦手な人は注意が必要です。

【レクチン】
ピーナッツやインゲンなどのマメ科、ナスやトマトなどに含まれる糖と結びつくタンパク質。中には、細胞膜に悪影響を与えるものもあり、膨満感や胃腸の不調、消化・吸収障害などを引き起こす場合があります。タンパク質を植物性で取りたい人は特に、食べる量に注意しましょう。

【乳糖】
牛乳に含まれる糖質の99%を占める成分。日本の成人の4分の1は乳糖分解酵素のラクターゼの働きが弱いため、乳糖の分解が苦手。腹痛や膨満感、けいれん、ゲップ、下痢などの消化器系の不調になりやすい。体質的に牛乳が苦手な人でも、チーズやヨーグルトなど発酵したものは、乳糖が分解されているので食べやすいかもしれません。自分の体が何に反応し、または反応しないのか思い返してみましょう。

食物不耐性の成分は、大きな病気などを引き起こすことはあまりありませんが、体調がスッキリしない状態をもたらします。それは、気持ちいい毎日を過ごすのに、とても不安な要素。心当たりがある人は、自分の食生活と、症状の関係を一度確認してみるのもいいでしょう。

他には、コーヒーなどに入っているカフェイン、アルコール、人工甘味料、食品添加物なども、不耐性が起こりやすいと言われています。

ライター:安藤けいこ
呼吸法ヨガセラピー実践、指導者。ヨガ歴17年、ヨガ指導歴12年。絵描き、元JSBA公認プロスノーボーダー。南米ペルーのセラピー施設でヨガ指導担当。2014年日本帰国。神奈川県逗子市在住。

出典:『YOLO.style』vol.1 /「身体に合う食事で腸からシェイプ」
監修:島脇伴行/アメリカスポーツ医学会認定エクササイズフィジオロジスト(運動生理学士)、日本抗加齢医学会会員、ボディディレクターエクササイズスタジオ主宰。

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