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ダイエットやトレーニングでめげないために、まずはメンタルを鍛えて!

わかっちゃいるけど難しい…セルフコントロール

メンタルが強くなりたい、集中力をアップしたい、本番で力を出し切りたい……、とは思うものの、いったいどうやって鍛えればいいのか。スポーツの世界で進化したメンタルトレーニングとは、どんなトレーニングなのでしょう。メンタルトレーナーとして活躍している高畑好秀さんに解説いただきます!

メンタルを強化するには、どこを、どう鍛えればいいの?

“人間は感情の生き物”などと言われていますが、“感情”は「物事に感じて起こる気持ち」(広辞苑より)といわれ、喜怒哀楽をはじめ不安や恐怖心といったものも感情のひとつになります。

一方、人間は感情のまま生きていくわけではありません。もしも目の前の物が欲しいと思っても、それが他人の物であるなら、勝手に盗んだりはしません。ここで「欲しい」という感情がわき起こっても、決して他人の物を盗まないのは、自分の中で理性が働き、もうひとりの自分が“それをやってはいけない”と感情を抑え込んでいるわけです。感情をコントロールできるのは理性しかないのです。そうして日々、自分で感情をコントロールしながら生活を送っているのです。

自分の感情が抑えられる思考の力を身に付ける

この理性とは何かといえば、それは思考になります。思考とは、文字通り「思いめぐらせ考えること」(広辞苑より)です。ここ一番で何かをしようとしたとき、人間は先を見越して、頭の中で予測を立て、失敗のリスクを考え、そうはなりたくないと思い、不安や恐怖心にかられてしまい、力を出し切れないでいます。

このように不安でいる自分を、もうひとりの自分が理性という名の思考で“不安ではない”という方向へ導いてあげる。そんな力を持てるようにすることが、メンタルを強化するカギなのです。

人の心はトレーニングによって、簡単に変えられるもの?

私が携わっているメンタルトレーニングとは、その名の通り心を対象にしたトレーニングですが、自分の心を変えるなんてできないと考えている人も多いでしょう。実際、人にはそれぞれ性格というものが備わっています。性格とはその人の性質(習慣)を表すもので、パーソナリティー(個性)ともいえます。そして、性格は生まれもったもの、長らく生きている間に身に付いたもので、変えようとしても、簡単に変えられるものではありません。

それでは、自分の心(メンタル)をどのようにコントロールしているのでしょうか。「人間は考える葦」(パスカル)といわれているように、感情とともに心の中で常に考えることができる動物です。つまり、これが思考(理性)です。その思考は自分で変えようと思った瞬間から、変えることができるものです。

性格は変えられないが、思考はすぐに変えられる

例えば、チャンスの場面でバッターボックスに立った打者の多「ここで何とかして打つぞ」「何とか結果を出さなきゃ」と気負い、「打てなかったらどうしよう」と不安が頭をよぎります。そのとき、「相手もピンチ。練習通りのスイングを心がけよう」と、思考をその場で変えるだけで、プレッシャーから解き放たれ、カラダから余計な力が抜けて、普段通りのバッティングができるのです。

監修者:高畑好秀(たかはた・よしひで)
1968年広島市生まれ。スポーツメンタルトレーナーの第一人者として、多くのプロ野球選手、Jリーガー、バレーボール選手、プロゴルファー、プロボクサーなどのメンタルケアを務める。また多数の著書の刊行、講演、研修等でメンタルトレーニングの普及に努めている。多数の著書、講演、研修などで、メンタルトレーニングの普及にも努めている。

出展:『メンタル強化 55の基本
ライター:YOLO編集部

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YOLO 編集部

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フィットネス、スポーツ、ヘルスケア、食、旅などをテーマに、毎日を楽しく前向きに生きるためのコンテンツをお届けします。

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