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ラグビーとサッカー、実は同じスポーツだった!?

エリス少年にまつわる〝あるある〟話とは

昨秋から盛り上がりが続くラグビーと、2月21日のJリーグ開幕が待ち遠しいサッカー。実はどちらも同じスポーツだったのです。日本の、ある年代以上の人はラグビーの起源について、「サッカーをしていた少年が興奮のあまり、ボールを手に持って走ってしまった」という認識があるのではないでしょうか?

この記述は当時の学習ノートであったり、起源を集めた書籍であったり、とにかく多くの少年少女が目にする学習関連物に掲載されたため、かなりの人にインプットされているはずです。ですが、これは完全な誤解です。この話の主人公は1823年にラグビーという町の学校に通っていたエリスという少年。真偽は別にして、ラグビー本国のイングランドでも、ある程度信じられている存在です。しかし肝心な部分が違っているのでした。

冒頭では、エリス少年は単なる無法な暴走サッカー少年ですが、実は彼がプレーしていたのはサッカーではなく、「フットボール」という競技だったのです。これは現在のサッカーではなく、手を使うこともあれば足で蹴ることもある競技でした。エリス少年はムチャクチャな人物ではなかったのです。

この「フットボール」という競技。各地で行われる人気競技で、それぞれにルールがバラバラでした。このため、エリス少年が学校を卒業してから数十年後、ルール統一の動きが出ます。この時、ボールを「足で蹴る」ことを中心にするルールを推した人たちがフットボール・アソシエーション(現在のイングランドサッカー協会)となり、これに反発した「手を使う」派がラグビー・フットボール・ユニオン(現在はイングランドラグビー協会とも訳される)を結成したのです。

こうして一つの競技から、現在のサッカーとラグビーという、フットボールを冠する二つの競技が生まれることになりました。ちなみに、ラグビーワールドカップの優勝トロフィーを「ウェブ・エリス・カップ」と呼びます。そう、あの少年の名を冠しているのです。

出典:『スポーツ雑学大全
ライター:YOLO編集部

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YOLO 編集部

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フィットネス、スポーツ、ヘルスケア、食、旅などをテーマに、毎日を楽しく前向きに生きるためのコンテンツをお届けします。

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