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腹圧でまさかの子宮脱!女性のトレーニング、ここは注意!

ハンモック状に骨盤に蓋をする骨盤底筋

骨盤底筋は、骨盤の一番下にある筋肉で、男性にも女性にもあります。男女の大きな違いは、女性には膣があること。男性の場合、骨盤底筋に空いている穴は尿道と肛門だけ。女性にはそれに加えて膣があるので、面積が男性より小さく、張りを保つのが難しい場所になっています。そして、その構造上、出産にかかわらず女性は骨盤底筋が緩みやすく、加齢とともに子宮脱や尿漏れを引き起こしたりも。子宮脱とは、骨盤内にある子宮や膀胱、直腸などが膣から出てきてしまう病気で、骨盤底筋の緩みが原因です。

腹圧が骨盤底筋にダメージを与える!

そこで注意したいのは、呼吸を止めてグッと力を入れるような無呼吸運動をした時に、腹圧を高めすぎてしまうこと。骨盤底筋は、肋骨の一番下に蓋のようにある横隔膜、お腹の脇を引き締める腹横筋と連動する筋肉。だから、横隔膜や腹横筋を鍛える時に一緒にトレーニングをできる一方、腹圧をかけることで、一番下にあるだけに大きな圧力をかけることになってしまいます。そうすると、骨盤底筋の緩みの原因になってしまい、子宮脱や尿漏れを引き起こしかねないわけです。

トレーニング中に腹圧をかけることは少なくないはず。そんな時は、腹圧をかけすぎないよう注意しましょう。それ以前に、トレーニングでは呼吸を止めないことも大切。呼吸を続けることは自律神経のバランスを整えるためにも大事な要素です。また、骨盤底筋そのものを鍛えるには、協働筋(サポートし合いながら動く筋肉)である、太モモ内側の内転筋を鍛えることで補えます。

 

ライター:三上あずさ
出典:Training for Woman・Vol.1/「トレーニングするなら知っておくべき女性の身体のこと」
監修:高尾美穂(産婦人科医。医学博士。婦人科スポーツドクター)

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