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「まっすぐ立つ」は 私をリセットする魔法だった

サマスティティヒとは、“まっすぐに立つ”ことを意味するヨガのポーズ。大地と空の両方から引っ張られることで、ニュートラルな自分に戻ることができます。一見するとただ直立しているだけなのですが、軸が乱れがちな現代人にとって、この、“まっすぐに立つ”が意外にも難しい…。

ヨガでは、山のポーズやターダアサナとも呼ばれ、太陽礼拝をはじめとしたさまざまなシークエンスにも登場する基本のポーズ“サマスティティヒ”。実は、日常生活に取り入れやすく、リスタートにも最適! 「あ、今の私、私らしくない」と感じたら、“サマスティティヒ”で自分をリセットしてみましょう。

「いつ」でも、「どこ」でもトライ

このポーズの最大の長所は、場所を選ばず、簡単にできること。例えば、電車の中、会社のロビー、トイレ・・・立つスペースさえあれば、どこででもできます。

「何だかイライラする」
「友達と喧嘩しちゃって、気づけば一日中ため息」
「そわそわして集中できない」

そんな時は、そっと目を閉じて、心の中で「サマスティティヒ」と唱えてみて。言葉にすることで、自然とポーズに入っていけます。

ふらつきがあっても呼吸をとめず、“今の状態”を確認します。足元には広く軟らかな大地、頭のてっぺんにはどこまでも続く空を感じながら、今、ここにいる自分の軸を見つめ、内側へ内側へ意識を集中。最初はぐらついていた世界が定まってきて、乱れていた鼓動もトクトクと、徐々にいつもの自分に――。

効果をアップさせるための心得

その1:カラダを3つのパーツに分け、エネルギーの流れを意識。
1)腰から下/カラダの前側でヒザを上げ、腰を通してかかとに下ろす。
2)腰から肩/肩を引いてカラダの前側でお腹と一緒に引き上げ胸を開き、背中から落とす。
3)肩から頭の先/背骨の一番上から頭頂部に向けて引き上げ、額のあたりから鼻に下ろす。
手の指はエネルギーが漏れないように閉じておく。

その2:今の自分を受け入れる。
カラダの軸が乱れると、気分が落ち込んだり、体形が崩れたりすることも。サマスティティヒで軸の状態を知ることで、必要なメンテナンスに気づくことができます。まずは、どんな状態だとしても、今の自分を受け入れること。そうすれば、おのずと次の一歩が見えてくるはず。

「サマスティティヒ」と一緒ならもうネガティブなんて怖くありません。自分の軸でまっすぐに立てたら、次の私へスタート!

 

ライター:中村千春
出展『Yogini』vol.45「現時点を確認するサマスティティヒ」
監修:ケン・ハラクマ/インターナショナルヨガセンター・アシュタンガヨガジャパン主宰

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