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見た目は太っていなくても…怖い「隠れ肥満」に要注意

2020/03/04

「隠れ肥満」女子が増加中?!

見た目はそれほど太っていない、BMI値も正常値。なのに、健康診断で中性脂肪値が予想以上に高かった…。いま、若い女性でも見た目は痩せているのに中性脂肪値が高いという人が増えているのです。そんな人は「隠れ肥満」かも!

隠れ肥満の原因は、食べ物からとった脂質や糖質が中性脂肪に変換されて内臓のまわりに蓄積される「内臓脂肪」です。内臓脂肪は、体を動かす時のエネルギー源となり、内臓の位置を固定する働きをもちます。ただし、溜まりすぎると皮下脂肪以上に体に悪さをします。代表的な健康被害は、心筋梗塞・脳梗塞。これらは生命に関わる疾患です。

隠れ肥満の人の特徴は、ヘソのまわりがぽっこりと出た、リンゴのようなお腹になること。そのため、「リンゴ型肥満」とも呼ばれています。もういっぽうの皮下脂肪型の肥満は、下腹や二の腕、尻の皮下に脂肪がつき、見た目にも太っていることがわかる肥満です。こちらは女性に多く、下腹部がふっくらとした体型になるため、「洋ナシ型肥満」とも呼ばれています。

内臓脂肪と聞くと、おじさんのイメージがあるかもしれませんが、ジャンクフードや揚げ物が大好きという人は要注意です。年齢が若くても中性脂肪値が高く、内臓脂肪が溜まっている可能性もあるのです。

脂肪細胞からは、糖の代謝や血圧などに影響を与えているアディポサイトカインという物質が分泌されます。この物質には善玉と悪玉が存在し、悪玉が増えると、糖尿病、脂質異常、高血圧症、動脈硬化などが誘発されることがわかっています。そして、悪玉アディポサイトカインを増やす犯人が内臓脂肪なのです。とくに男性は要注意。30歳半ばをすぎた頃から内臓脂肪はつきやすくなります。もちろん、女性でも油断してはいけません。若い頃と同じ食生活を送り、それに運動不足が重なると、一気に内臓脂肪が蓄積してしまうこともあるので注意しましょう。

また、更年期を迎えた頃からは、女性も男性同様に内臓脂肪がつきやすくなることがわかっています。内臓脂肪を溜めない体をキープするためには、若いうちから、高脂質、高糖質の食事を控える、定期的な運動をする習慣をつけることです。

内臓脂肪と皮下脂肪の違い

○内臓脂肪
[役割]
・エネルギー源の貯蔵
・内臓位置の固定
・脳との連携による 生体の代謝管理
[特徴]
・つきやすく、減りやすい
・男性につきやすい
・更年期以降の女性にもつきやすい

○皮下脂肪
[役割]
・内臓の保護
・体温の維持
・子宮の保護
[特徴]
・つきにくいが、一度つくと減りにくい
・女性につきやすい

出典:『最強の体脂肪燃焼RUN
監修:日本抗加齢医学会専門医・青木 晃
ライター:楠田圭子

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