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経血が多すぎる場合、婦人科を受診するべき?【聞きたいけど聞けない生理の悩み②】

過多月経の場合、貧血に注意

生理の時、出血が多くてびっくり!異常な出血量の目安って、あるんでしょうか?

「そもそも、まず生理の量が多いという感覚は『過多月経』という病名にはなるんですけど、グラムで量って『それが異常だよ』ということはまずない」と高尾先生。

「本人が『生活上、生理の量が多くて困っています』と言ったら、それは『過多月経』であり、治療しましょう、という判断になります」

さらに治療対象として考えられるのは、過多月経によって、血液検査上の数字が悪い(ヘモグロビンの値が低い)という意味での貧血になっている場合。ちなみに、一般的に「貧血を起こした」とされる立ちくらみの症状、いわゆる「脳貧血」は、必ずしも血液検査上貧血状態になっている(ヘモグロビンの値が低い)ことを意味しているわけではありません。

病気があるかどうか、検査も必要

「生理の量が多いというのは完全に主観で、本人がそう感じているということ。それが原因で、客観的な血液検査の数字が下がっている状態になったら、もう絶対に治療対象だよ、ということですね」

また、過多月経は、婦人科系の病気が原因で起こる場合もあります。

「量が多い場合は、『どうして量が多いのか』ということを考える必要があるので、婦人科を受診しましょう。子宮筋腫・子宮内膜症・子宮内膜ポリープなど、生理の出血量が多くなるような病気がないかどうか、エコー(経腟超音波)の検査をしましょう」

生活する上で不便なほど経血が多かったら、婦人科を受診したほうがよさそう。実は血液検査上の貧血になっていたり、原因となる病気が見つかったりすることも考えられるので、放置するのは厳禁です。

監修:高尾美穂/産婦人科専門医・医学博士・婦人科スポーツドクター。女性のための統合ヘルスクリニック・イーク表参道で副院長を務める
ライター:沢田聡子
参考サイト:medical note『どんな症状が出たら貧血を疑うべき?危険度の高い鉄欠乏性貧血とその他の貧血の種類』

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YOLO 編集部

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フィットネス、スポーツ、ヘルスケア、食、旅などをテーマに、毎日を楽しく前向きに生きるためのコンテンツをお届けします。

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