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経血は、少なすぎてもいけないの?【聞きたいけど聞けない生理の悩み③】

一日しっかり出る日があれば大丈夫

高尾先生の外来にも、比較的若い女性が「生理の量が減った」という理由で訪れることが多いと言います。

「全然気にしなくていいケースがほとんどです。量が少なくても『生理周期が短くても3日間、そのうち一日でもしっかり出血する日があれば心配いりません』というのが一般的な判断です」

「経血の量が少ない場合の異常は、無排卵の生理ぐらいです。それを判断する材料として一つ目のポイントは、周期が普段とは全然違い、すごく短い、またはすごく長いサイクルで生理がくること。二つ目のポイントとしては、出血が多い日がなく、ずっと少ないこと。ポイントの三つ目は、出血の持続期間が7日以上で、ずるずると少量で続くこと、これも無排卵月経が疑われます」

唯一心配なのは、無排卵月経

「経血が少ない場合は、そんなに心配しなくていいことがほとんどです。ただし無排卵月経は、経血が少量だという訴えの中で、唯一気にしたほうがいいこと。でも『次の月も同じくらい少量だったら心配しようか』ぐらいの、のんびりさ加減で大丈夫です。一年で12回生理があって、その中で何回ぐらい経血が少量の状態があるかを見ればいい」

「三つのポイントがあてはまっていれば、『無排卵月経によって量が少ないのかもしれない』という考え方をしなくてはいけません。ただそれでも、その次の月に普段通りの生理が来たのなら、そこまで心配しなくてもいいでしょう」

生理の出血量が少量だと思っても、あわてて婦人科を受診せず、少し様子を見てもいいのかもしれません。

監修:高尾美穂/産婦人科専門医・医学博士・婦人科スポーツドクター。女性のための統合ヘルスクリニック・イーク表参道で副院長を務める
ライター:沢田聡子

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YOLO 編集部

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フィットネス、スポーツ、ヘルスケア、食、旅などをテーマに、毎日を楽しく前向きに生きるためのコンテンツをお届けします。

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