Health & Beauty

壊れた臓器を取り出す対策ではなく、壊れる前に予防策。西洋医学と東洋医学の違い②

2019/02/10

エステティシャン・鍼灸師として豊富な経験をお持ちの森田真理先生、20代のころにはボディビルの大会で準優勝するほど鍛えていましたが、今はヨガを楽しんでいます。女性ホルモン研究家でもある真理先生に、今回は前回に引き続き、東洋医学の特徴と、西洋医学との違いについて聞きました。

東洋医学は全体を診る

前回は、現代医療の主流になっている西洋医学について聞きました。今回は、東洋医学についてお聞きします。

「東洋医学は、病気を診るのではなくて、病気を含めたその人全体を診ていくんですね。例えば風邪をひいた場合、解毒を助けるために体を根本的に治療したり、血液を浄化したりして、自然治癒力を高めるためのサポートをします」

「ただ、全体にゆっくりと改善させていくことが多いので、現代人の暮らしとそぐわない部分もあります。また緊急な状態の治療には向きません。さらに、長く治療していくため、全体に治療費が高くなるケースも少なくないですね」

サポートし予防する

真理先生が行っている、まず健康になり、さらにそこからきれいになることを目指す施術は、東洋医学に基づいています。

「臓器が完全に壊れると、西洋医学ではその臓器を切り取ってしまったりします。でも、臓器が壊れる一歩手前の段階で、いかに壊れてしまうのを未然に防げるかを考えるのが東洋医学です。東洋医学ではまず血液を解毒し、悪いものを出して、その人が持つ内臓の質を高めることを目指すわけです」

西洋医学と東洋医学を使い分けよう

その作業が、先生の行っているツボ押しや鍼になるのですね?

「そうですね。臓器の状態は体の表面に出てきます。その表面に出てきたところ=ツボをしっかりと押すことによって、間接的に臓器に血液を送ったり、臓器の悪いものを出したりすることができます。その結果、体の質をよくすることができるのです」

ツボ押しが健康と美容に効果を発揮する理由は、東洋医学の考え方にあります。

「東洋医学は19世紀の前半までは主流だったのですが、だんだんいろいろな権力が伝統医療を圧迫するようになりました。そのため、本来は私達庶民に根づいていた医療だったのですが、現代は薬を中心にした西洋医学が主流になっています」

「西洋医学は緊急自体や救命にはとても有効な医療、東洋医学はゆっくりだけれど人の力を引きだし治していく医療。それぞれの特徴を知って、ケースバイケースで使っていったらいいですよね」

西洋医学と東洋医学、それぞれのよさを知って、上手に使い分けたいですね。

ライター:沢田聡子
監修:森田真理/Mari鍼灸Salonオーナー。痩身・美容鍼灸家として人気が高い。オリジナルブランド「ぎんざ美人灸」を持つ。

RECOMMEND