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腸内細菌バランスって 運動能力にまで影響してるの?

母親からもらった菌で腸内フローラは作られ始める

重篤な病気になることもなく、体の中のコンダクターでもある小腸。その中には100兆個以上もの腸内細菌がいて、その細菌叢は腸内フローラと呼ばれています。実はこの腸内細菌が私達の健康のカギを握っています。

腸内細菌は、生まれた時にはほんの少ししかありません。胎内では子どもは無菌状態なのですが、産道(膣)を通る時に、母親から主に乳酸菌やビフィズス菌をもらってきます。菌と聞くとネガティブなイメージがありますが、こうやってもらってくるとことで、自らの免疫機能を上げて、外からの攻撃に備えているのです。そして、成長するに従って、食事などから菌を取り込み、腸内フローラを豊かにしていきます。豊かな腸内フローラを持っている人ほど、免疫力が高いとも言われています。

腸内細菌が足りないマウスはヨロヨロ…

こんな実験があります。

3カ月無菌状態で育てたマウスと、特に何もせず普通に生活していたマウスを、坂の上に立たせます。そうすると、マウスは坂を下りようとするのですが、普通のマウスは何ごともなく下りていくのに対し、無菌マウスはヨロヨロとしてバランスを崩し、下りられないのだそうです。今度は、同じマウスを立場を変えて育て、また3カ月後に試すと、やっぱり無菌にしていたマウスはヨロヨロ。普通のマウスは問題なしなのだそうです。つまり、3カ月前と逆になってしまうというわけ。

ここから何が言えるかというと、腸内細菌は運動能力にまで影響しているってことです。腸内細菌は数多く存在して、それぞれの数も特に偏らず、バランスが取れている状態が理想。それが、身心に平衡感覚をもたらして、運動能力も上げているのです。

腸内フローラは自分で育てることができる

ただ、下痢をして必要以上に排泄してしまったり、栄養が偏ると、腸内フローラは簡単にバランスを崩してしまいます。反対に言えば、少し時間がかかっても、腸内フローラは自分で整えていくことができます。

方法は簡単。
1:栄養が偏らないように食べる。
2:なるべく添加物を避け、有機のものを選ぶ。有機物は菌の宝庫です。
3:食べすぎ飲みすぎなどで胃腸を荒らさない(下痢をしてしまうと、またやり直しです)。
4:抗菌しすぎない。
5:ストレスをためない。
などです。

抗菌しすぎや、ストレスのためすぎは、かなり重要です。いい食事をしていても、ここでつまずく可能性大。現代は、ストレスは絶対に避けることはできないと言ってもいいものなので、上手に発散、解消させる方法を考えましょう。

 

ライター:豊田紗江
監修:山坂元一(ストレングス&コンディショニングトレーナー。VIDO代表取締役)

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