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「マインドフルおにぎり」って何? 集中力も身につく秘密の食べ方

マインドフルネスって何?

アメリカでグーグル、インテル、ゴールドマン・サックスなど名だたる企業が取り入れ、もはやビジネススキルの一つ? となりそうな「マインドフルネス瞑想」。けれど、やったことのない人にとっては「それって何?」ではないでしょうか?

マインドフルネス瞑想が多くの企業に取り入れられるようになったのは、
1:集中力がつく
2:メタ認知力が上がる
3:頭の中がスッキリし整理される
などが身につくようになるから。これだけのことが、一日5分から10分程度で得られるなんて、やってみない手はないですよね? ということで、企業単位で就業時間中に瞑想タイムを設けたり、瞑想ルームを作ったりと、大ブームになっているのです。

けれど、瞑想というと少しとっつきづらいのも確かです。それがここまでになったのは、マインドフルネス瞑想はアメリカの第一人者のジョン・カバットジン博士が、パニック症やうつ病患者に対して取り入れたことから広まっていったから。もともと思想や宗教とは一線を画するように始まったというわけです。

ジョン博士によると、「マインドフルネス」は、もとは仏教の「正念」=今を正しく感じる、というコンセプトを抽出したもので、次のように定義されています。
1:今、ここにとどまる
2:判断を加えず、ありのままを受け止める
3:そこに客観的に気づきを得る
大切なのは、「今」。私達は普段から過去にとらわれたり、未来を思いやって不安になったりすることが多いもの。しかし、それらから離れ、「たった今」に集中することで、この瞬間をありのままに観察し、気づき、受け入れ、とらわれを手放す、ということを練習する方法なのです。

 

五感を総動員しておにぎりを食べる

では、実際にどんな風にやるのでしょうか?
マインドフルネス瞑想は、楽な姿勢で座り、自分自身の各パーツなどを観察していくという瞑想法。それを続けることで観察に集中し、自分を客観視することが自然とできるようになっていきます。

けれど、何も座ってじっとしていなくても、マインドフルになることはできるのです。マインドフルとは前述のように「今」を感じることが目的なので、歩いている時でも食事の時でも、趣味にいそしんでいる時、仕事をしている時、もちろんトレーニングをしている時でもできること。コツは五感をフル稼働させることです。そこで、今回は「マインドフルおにぎり」に挑戦してみましょう。

1.観察する――おにぎり全体、そしてひと粒ずつをじっくりと観察。光にかざしたり、見る位置を変えたりしてもおもしろいでしょう。

2.触る――指先や手のひら全体、手の甲などいろいろな方法で触ってみる。場所によって異なる触感を感じましょう。

3.聞く――食べ物の音を聞くことは特徴的なものが出てきた時ぐらいですよね? でも、もしかしたら何かが聞こえるかも? 常識と言うとらわれは手放して。

4.嗅ぐ――香りを嗅いでみると、それだけで食欲をそそられます。普段食べ慣れているおにぎりの香りって?

5.味わい――ばくばく食べてしまわずに、ひと粒で食べると、ひと口では? ノリは? 具は? 噛む回数でも変わる? など、集中しているからこそわかる味わいを見つけてみましょう。

こんな方法で、日常のありとあらゆることをマインドフルにやってみましょう。それに慣れてきたら、落ち着きを取り戻し、集中力が増し、自分を客観視して正しい判断をできる人になっていくでしょう。

 

出典:Yogini・Vol.56/「切り替え上手になれるマインドフルネス瞑想法」
監修:長谷川洋介(東京マインドフルネスセンターセンター長)

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