逆転するといい3つの理由
逆立ちできますか?小さいころはできたけど、今は無理〜という人はわりといるかもしれませんね。大人になって体のことを知ると、体を逆さにすることがどれだけいいかわかってきます。でも、逆立ちするのがどれだけ大変かもわかるけど。
今回は、逆立ちがなぜいいのか考えてみましょう。
01.逆立ちは内臓がホッとする
普段、私達は重力にさらされて生きています。これは、例えば筋力がないと体がどんどんたるんでくるからわかりますよね(コワイコワイ)。体を立てていると(座っていても同じ)、背骨や内臓にも重力がかかって、背骨の椎間は間が詰まっていくし、内臓は下へ下へと押されることになります。体幹力があってお腹のスペースを十分に保っていられれば、だいぶ楽ですが、夜横たわるとホッとするのは、この重力から解放されるからです。
だから逆転すれば、内臓が坂に吊り下げられ、普段と逆の向きに。そこで、内臓同士のスペースをより広く持てるので、動きが鈍かった臓器も細胞が動きやすくなり、働きが改善します。
02. 血液がスムーズに流れる
血液は心臓から出て動脈を通って、静脈を戻ってきます。これはポンプ作用ですよね。足元まで行った血液は、通常、ふくらはぎの筋肉の収縮によって上昇を促され、心臓に戻ります。でも、あまり歩かない人などでは、ふくらはぎがポンプの役をしてくれず、なかなか血液が戻りません。逆転すれば、この血液を物理的に心臓に戻すよう流れを促すことに。だから、全身の循環が改善するんです。同じように、脳の血流が滞りがちな時(頭を使いすぎてるとか)、逆立ちをすると脳の働きが戻ってきます。
03. 見え方が反対になる
普段見ている視界が逆転します。そうすると、今まで見えていなかったものが見えるようになったり、別の見え方ができたり、かなり刺激的な体験に。これによってアイデアが豊富になったり、人に引きずられない自分の意見を持つようになったりできます。
逆立ちできない人はどうする?
大丈夫! 難しく考えないで。逆立ちの原理を考えればいいんです。そして、上半身、下半身を別に考えて動かします。
【上半身を逆立ち】
これは、ヨガの犬のポーズでOK。
1:正座して、両腕をまっすぐ伸ばして床に着けます。手のひらが下。
2:手のひら、足の位置を変えずに、足を伸ばして腰を突き上げます。この時、体の真ん中でバランスをとり、手に力がかからないように。足が伸びない時はヒザを軽く曲げましょう。
3:上半身が逆さになって、内臓がホッとし、背骨が伸びていくのを感じましょう。
【下半身を逆立ち】
これは、壁に足を伸ばします。これは心が疲れた時にも有効です。
1:壁にお尻をつけて、横になります。
2:そこから体を天井に向け、足を壁に沿って伸ばします。
3:足元から血液が降りてくるのを味わいましょう。
こんな風に、逆立ちを、できれば毎晩してみると、より健康になっていくはずです。
ライター:豊田紗江
出典:『最新版 ヨガのポーズが丸ごとわかる本』
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