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逆立ちをすると血が逆流する⁉ トレ女の保健体育5

2017/11/01

Q. 月経の時に逆転はやっぱりしてはいけない?

基本的におすすめはできません。理由は「逆流血」にあります。逆流血とは月経血、すなわち血液と子宮内膜が、子宮から卵管を通って腹腔内に流れ出ること。子宮内膜が腹腔内にばらまかれることが、子宮内膜症の原因の一つとされています。子宮内膜症は子宮の中にしかないはずの子宮内膜やそれに似た組織が卵巣や腸、腹壁などにでき、月経のたびにはがれ落ちては出血し、体内に貯まっていく病気です。逆転のポーズを避けたいのは、重力によって逆流を促す可能性があるからです。

実は逆流血は、逆転のポーズを取らなくても、ある程度は月経のたびに起きています。マヨネーズのチューブを想像してみて下さい。出ていく穴が小さいと、中の圧力が高まった時に別の方向に流れようとします。同じように子宮の収縮で子宮内膜を体外に出そうとした時、子宮の出口(=子宮口)が細いと出づらく、行き場所のない内膜が卵管に逆流するのです。とはいえ、この流れによって卵管の通過性が保たれているという説もあるので、逆流血が絶対に悪いわけではありません。ただ、腹腔内に子宮内膜症を起こす可能性があるということは知っておいてほしいと思います。

逆転のポーズを避けたいのは、子宮の収縮が最も強い1日半か長くても2日くらい。3日目以降は、三日月のポーズやトル骨盤まわりにある大きな筋肉を動かすようなポーズを取ると、骨盤内の血流がよくなって生理痛の緩和につながるでしょう。

 

ライター:平地紘子
出典:『Yogini』Vol.56 「女性ホルモンについてきちんと学ぼう」
監修:高尾美穂/産婦人科専門医。スポーツドクター。女性のためのクリニック「イーク表参道」副院長。イーク表参道ではマターナル(周産期)ヨガを提供している

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