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「自律神経って何?」今さら聞けない体の基礎知識【自律神経失調症って?】

自律神経失調症って病気?

本やサイトはもちろん、会話の中でもちょくちょく出てくる言葉「自律神経」。トレーニングをするなら知っておきたい、この言葉、今回は、これまたよく聞く、自律神経失調症についてです。これって病気なのでしょうか?

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自律神経失調症は、言い換えると「日常的にストレスがある状態」のこと。現代人の多くはストレス過多になりがちで、常に交感神経が興奮している状態が続きやすくなっています。そうなると、体がリラックスできず、ずっと緊張状態になってしまいます。そのため、不眠、めまいがする、耳がよく聞こえない、耳鳴りがするといった状態の他、ありとあらゆる不調が出てきます。

中でも最近多いのが、過敏性腸症候群。ストレスによって胃や腸が過剰に反応し、便秘や腹痛が起こり、さらに激しい下痢も起こります。激しい下痢の時には交感神経、副交感神経の両方が異常に興奮しています。交感神経、副交感神経のスイッチが適度なバランスで交替するのではなく、極端に触れるため、そうした症状を引き起こしてしまうのです。

ストレスは交感神経も副交感神経も興奮させる

今までは、ストレスがたまると交感神経だけが興奮し、優位になるのだと思われていました。これは事実ですが、過剰にストレスがかかると、同時に副交感神経も異常に興奮することがわかってきました。

つまり、症状を引き起こし、病気にするのは交感神経だけではないというわけ。例えば、大人の乗り物酔いは、自律神経が破綻し、副交感神経が異常に興奮して優位になっている状態。交感神経と副交感神経が押し合いへし合いして、最後に爆発するのが副交感神経の異常興奮です。

助けてくれるのは呼吸

自律神経は意思とは関係なく働く神経ですが、唯一呼吸だけがコントロールする窓口になれます。呼吸は、吸う息(吸気)が交感神経、呼気(吐く息)が副交感神経とつながっています。そこで、これを利用して呼吸の長さをそろえ、落ち着いて安定した呼吸にしていくと、自律神経のバランスを整えることができるようになるのです。

自分の今の呼吸を確認し、速かったり浅かったり、呼気と吸気の長さが異なるのであれば、まずはゆっくりとした時間を作りましょう。5分でもいいので、ゆったり座って、リラックスしていると、だんだんと呼吸が安定してきます。

できれば、意識的に吐く呼吸を長めにすることで、交感神経優位のバランスを変えていくことができるようになります。

さらに、意識的な呼吸法なども取り入れて、自ら自律神経を安定させていく習慣を作るのもオススメです。

 

ライター:豊田紗江
出典:『Yogini』Vol.60/「免疫・代謝・自律神経について知っておくべき基礎知識」
監修:石井正則/JCHO東京新宿メディカルセンター耳鼻咽喉科診療部長。医学博士。スタジオ・ヨギー公認インストラクター。著書に『医者がすすめる 心と体に効くヨガの処方箋』など。

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