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【雑談ネタに使える♪】 ウィンブルドンはテニス場 じゃなかったって本当?

ウィンブルドン大会の伝統の白いウエアは、汗まみれの女性のため?

大坂なおみ選手の活躍で注目が集まっているテニス。このテニスという競技の起源は古く、ローマ時代などの打球戯(ぎ)を含めなければ、12世紀フランスの修道院で行われた球戯とされています。さらにフランスでは「ジュ・ドゥ・ポーム」という屋内で行う競技が16世紀以降盛んで、これがイギリス方面では「テニス」と呼ばれ、王様や貴族を中心に楽しまれたのです。

屋内版「テニス」に対し、屋外版「ロングポーム」という競技もあり、これを元に1873年にウィングフィールド少佐が考案したとされるのが、「ローンテニス(芝のテニス)」。この少佐の案にいくつかのルール調整をして実施したのがウィンブルドン大会で、これが現在のテニスになりました。

ただし、テニスはそもそも上流階級の男女が楽しく遊ぶ社交性の高いもの。ウィンブルドン大会の白いウエアの伝統も、初の女子シングルス優勝者モード・ワトソンが白いウエアだったため「規定」になったとされていて、女性がドレス姿で汗まみれになっても目立たないように、という意味があるといいます。

 

ウィンブルドンは、元はテニス場ではなく、別のスポーツの競技場

テニスのグランドスラム(4大大会)のなかでも、特に格式高いイメージといえばウィンブルドン選手権でしょう。しかし、この競技場、元はテニス場ではありませんでした。

ウィンブルドンの競技場は、正式には「オールイングランド・ローンテニス・アンド・クロッケー・クラブ(AELTCC)」といいます。本来はクロッケーというゲートボール的競技をメインにしたクラブだったのです。

昔々のこと、このクロッケーのために芝を整地するローラーが壊れてしまいました。折わるくクラブの経営は傾いていて、修理する費用もない。そこで思いついたのが、現状の芝生の長さでも対応できる「ローンテニス」の大会開催だったのです。

こうして1877年、選手の参加料と観衆の入場料を目当てに、第1回ウィンブルドン選手権が開催。大会は成功し、狙い通りに収入を得たのでしたが、テニスを取り巻く状況は想定の上をいったのでした。2回の開催で、サーブ&ボレー、オーバーハンド・サーブ、ロビング、スマッシュといったテクニックが次々に生まれ、テニスはめざましい発展を遂げたのです。

「もし、芝を整地するローラーが壊れたとき、クラブにお金があったら……」、そう考えると、不思議な気持ちになるエピソードですね。

 

出典:『スポーツ雑学大全

ライター:YOLO編集部

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