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「いただく」というありがたさを感じる「食事瞑想」のススメ

「ながら食べ」してませんか?

私達の生命を維持する上で欠かせない「食事」ですが、仕事の合間にかき込むように食べたり、携帯電話やテレビを見ながら意識散漫に「ながら食べ」をしたり…。案外おろそかにしていることが多いのが現実ではないでしょうか。
いつもの所作に意識の変化を加える「食事瞑想」で、日常生活に瞑想的な感覚を浸透させてみませんか?食べるという日常的な行為を介して、瞑想的な感覚に触れながら、食事の味わい深さや、命のありがたさ、すでに備わっている豊かな感覚を実感していくことができます。
じっくりと噛んで食べることで脳の活性化を促し、内臓の消化吸収を助けたり暴飲暴食を防ぐなど、体にとってもいいことずくめです。

食事瞑想のやり方

Step1:ムード作り
まずはテレビやラジオの電源はオフにして、携帯電話もサイレントモードに。できる限り静かで、集中が深まりやすい環境を整えます。背筋を伸ばし、安定した楽な姿勢で座ったら、食事と向き合いましょう。

Step2:命を思い描く
目の前にあるものを食べ物としてではなく、生き物として眺めます。命の種がまかれて、それが芽を出し、実りをつけるまでの月日を想像しながら「命のプロセス」に思いをはせてみましょう。

Step3:感じる
口に入れます。まずは噛まずに目を閉じて1〜2分程度。意識をしっかりとフォーカスして、食材の舌触りや感触を感じてみます。もったいつけるように、じわぁ〜っと唾液があふれてくるのを待ちましょう。

Step4:咀嚼する
「これは〇〇だ」、「好き」や「嫌い」などといった言葉でくくらず、一切の先入観を捨てます。口の中に広がる食感や味わいをダイレクトに感じながら、個体がなくなる瞬間までしっかりと味わいます。

Step5:感謝の心
味覚の感受性を高めて、四季折々の食材が持つ奥深い味わいを改めて楽しみましょう。そして、目の前にあるすべてのありがたさや豊かさに気づき、「命をいただく」という気持ちで、食べ物が持つエネルギーを体内に取り込みます。心と体と食事が一体となり、すべてと調和した感覚が育めるはず。多くの支えの中で自分が存在し、全体の中で生かされているという感謝の心が芽生えれば、いつもの食事が満ち足りた至福のひと時になります。

ライター:幸雅子
出典:『Yogini』vol.45/「今ここにいるためのヨガ」
監修:綿本彰/日本ヨーガ瞑想協会会長。綿本ヨーガスタジオ主宰。幼いころより、父である故綿本昇師からヨガを学ぶ。インドをはじめ世界各地でヨガを研修後、同スタジオにてヨガの指導や指導者の育成にもあたる。著書多数。

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YOLO 編集部

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フィットネス、スポーツ、ヘルスケア、食、旅などをテーマに、毎日を楽しく前向きに生きるためのコンテンツをお届けします。

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