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誰かを傷つけてしまう自分とサヨナラ。ヨガの「アヒムサ」という教え

ヨガには“つながる”という意味があります。家族とのつながり、恋人とのつながり、友人とのつながり、仕事とのつながり、物とのつながり、社会とのつながり、そして自分自身とのつながり、私達の人生には、いくつもの“つながり”があります。より幸せになるために、より快適に暮らすためには、どんなつながりにするべきなのか。そのためには、どんなことをすればよいのか。その実践方法が記されているのが、『ヨーガスートラ』にある八支則です。

八支則(ヨガを進める8つの段階)のベースとなっているのが、8つの内の1・2に当たるのが、「ヤマ=他者とのつながり」「ニヤマ=自分とのつながり方」。今回は「ヤマ」の1項目目となる「アヒムサ」について、ヨーガチャクラ主宰の森田尚子さんにお聞きしました。

「アヒムサ」=「傷つけない」

「アヒムサ」とは「傷つけない」ことを意味します。
・人や動物、生き物に対する体を傷つける暴力
・言葉での暴力
・思考の中での暴力
これらは、相手を傷つけるだけでなく、自分自身のことも傷つける結果になってしまいます。

対生き物だけではありません。
・物を乱暴に扱う
・誰かや自分自身を乱暴に扱う
・環境に乱暴をする
といったことも、さまざまな対象を傷つけることになっている可能性があります。これは残念ながら、ヨガの根本的な考え方である、“より幸せになるために。より快適に暮らすために”という最終目標に相反するものです。

あらゆる意味での「傷つけない」が、ヨガの「アヒムサ」。しかし、これを実践することは、簡単なことではありません。私達の生活には、意図せずとも人と競争しなければならなかったり、戦わなければならなかったりすることが、そこら中にあふれています。でも、だからこそ、意識的に「アヒムサ」を心がけることが、大きく自分自身を変えてくれるのです。

自分だけ変わっても、世の中は何も変わらないと思うかもしれませんが、自分自身の考え方で一つで、世の中はまったく違うものになり得ます。森田さんは、「苦しんでいる人にほど、ヤマ・ニアマが必要」と言います。「自分を変えたい」「誰か(何か)との関係を変えたい」と思うなら、ぜひ、今日から「アヒムサ」を実践してみてください。きっと、いくつもの発見に出会えることでしょう。

 

ライター:中村千春
取材協力:森田尚子(「クリシュナマチャリアの教え」の正式指導者、ヨーガチャクラ主宰)

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